2014年4月6日、東京・日本橋周辺で往年の名車の展示イベント「ジャパン・クラシック・オートモービル」が開かれた。日本橋といえば、古くは全国に通じる五街道の起点であり、現在も日本国道路原標が置かれている道路交通の原点である。国の重要文化財に指定されている、20代目となる現在の橋は1911年に建立されたものだが、架橋99周年を迎えた2010年に、交通の文化と歴史を物語るイベントとして「ジャパン・クラシック・オートモービル」が初開催された。以来、荒天により中止となった昨年を除いて毎年開催されており、今回で4回目となる。1956年に設立された、日本を代表する旧車クラブである「日本クラシックカークラブ(CCCJ)」の監修により集められた車両は、希少性、コンディションともに申し分なく、それぞれのヒストリーを持った30台。1896年竣工の、これまた重要文化財に指定されている日本銀行本店本館の前庭と、それに面した江戸桜通りの交通を封鎖して早朝から展示された。正午には、車検の無い数台を本館前庭に残して車両は日本橋に自走で移動し、上下車線をすべて封鎖して展示。この日の天気は全国的に荒れ模様で、日本橋周辺も時折雨粒が落ちてくる肌寒い一日だったが、橋の上は、展示されたクラシックカーに見入る人々で盛況だった。(文と写真=沼田 亨)