2014年6月14日、15日の2日間、長野県小諸市の高峰高原周辺で「浅間ヒルクライム2014」が開かれた。一昨年、昨年に続いて3回目の開催となるが、今回は当初からの念願だった一般公道を完全封鎖してのヒルクライム走行が実現した。コースは浅間登山口から標高2000mの地点にあるスキー場、アサマ2000パーク付近に至るチェリーパークラインの約7kmの区間である。地域住民、自治体や警察など各方面の理解を得るための、主催者の地道な努力が実った結果だが、これによって過去2回の開催ではアサマ2000パークの敷地内しか走ることができなかった競技専用車など登録ナンバーのない車両も、ヒルクライムに参加することが可能となった。エントリー車両は四輪・二輪合わせて約80台で、往年のレーシングスポーツからスポンサーであるインポーター/ディーラーが用意した最新のスーパーカーまで、バラエティーに富んでいた。操る人間のほうも、レーシングスーツにヘルメット着用の本格派から、Tシャツでドライブ気分のペアまでさまざま。公道を封鎖したとはいえ、浅間ヒルクライムは競技ではなく、年代の異なる多様なモデルが新緑の浅間山麓を走る“デモンストレーション走行”だとする主催者からすれば、むしろそれは好ましいことなのかもしれない。ともあれ2日間で3本のヒルクライム走行が、まったくアクシデントなく終わったことは、今後も継続開催していくための最大の収穫だったのではないだろうか。過去2回の開催はいずれも雨や霧にたたられたが、今回は2日間とも梅雨の晴れ間にあたり好天に恵まれた会場から、出走したマシンを紹介しよう。(文と写真=沼田 亨)