さすらいのコラムニスト、大矢アキオによるパリモーターショー2014。思えば前々回は、「BMW X5」にそっくりの長城汽車製SUVを、メディアは面白おかしく伝えていたものだ。
今回はどうだ。東風汽車と2014年春に資本提携したプジョー・シトロエンをはじめ、フランス系ブランドは中国市場での実績を軒並み強調した。いっぽうトイレに入れば、往年のブリジット・バルドーの写真を用いた広告が。「ルノー・カラベル」の運転席に彼女がおさまった有名な写真である。
変わりゆくフランス自動車業界と、その後ろ髪を引くようなノスタルジーの輪舞(ロンド)。パリモーターショー2014は、筆者の目にそう映ったのだった。
(文=大矢アキオ<Akio Lorenzo OYA>/写真=Akio Lorenzo OYA/Mari OYA)