フランス車の集会イベントとしては日本最大級の「フレンチブルーミーティング(FBM)」が今年も10月の週末(2014年10月18日~10月19日)、長野県車山高原周辺で行われた。

ここ数年は天候に恵まれず雨や寒い日が続いたが、今年は好天に恵まれた。暖かい日差しの中、クルマの外に出て談笑している風景が目立ち、中でも子どもたちはお絵かき大会のため、お気に入りのクルマの写生にいそしんだ。次世代のクルマ好きになるための修行に励む姿がかわいかった。

主催者側の発表による参加人数や台数も気になるところ。熱心なブロガー、海鮮丼太郎氏の『あなたの知らない方が良かった世界』の集計によれば、会場内の参加台数は1601台で、その内訳はルノー:31.7%、シトロエン:28.5%、プジョー:21.6%、その他の銘柄:18.2%と興味深いものだった。

前回までの経験ゆえか、朝の時点では、メイン会場へのクルマ搬入は遅れがちであったものの、程なくしていっぱいになった。しかし、今度は好天が災い(?)して、紅葉見物など次の家庭サービスのためか昼前に退場するクルマもあって、そこかしこに空地ができてきた。そこは格好の親子の遊び場にもなっていた。

当初、FBMは「シトロエン2CV」や「ルノー4」などの小さくとも4ドアの小型車勢が大半を占め、フランス車を楽しむための苦労話が主題であったが、最近では「ルノー・カングー」などのモノスペースが増えて、家族参加が主流となってきた。FBMも高齢化が進んでいるようだが、若者たちは相変わらずスポーツカーが好きなようで、アルピーヌの数は増えている。また古いクルマはそれなりに老化も進んで、再塗装などでカラフルないでたちに変身している姿も散見されるようになった。

「温故知新」だけがイベントの流れを作りだすわけではなく、クルマたちはその時代に合った姿に変貌していくと思われる。クルマ離れが進行する気配はあるものの、FBMに集まるクルマ好きは永久にいなくならないと思われた。(文と写真=笹目二朗)