2014年11月23日、静岡県小山町の富士スピードウェイ(FSW)で「TOYOTA GAZOO Racing FESTIVAL」(TGRF)が開かれた。前身となる「TOYOTA MOTORSPORTS FESTIVAL」(TMSF)から数えると今回で14回目となるが、TMSFがレーシングコースでの走行プログラムを中心に一年間のモータースポーツ活動を締めくくるファン感謝イベントだったのに対して、TGRFはそのほかにも交流や体験をテーマとした多くのプログラムをラインナップ。老若男女を問わずクルマ好きが楽しめるイベントとなっている。FSW内に設けられたイベント会場は大きく分けてレーシングコース、イベント広場、ドリフトコース、ショートサーキット、特設ラリーパーク、特設ダカールパーク、交通安全センター モビリタの7つだが、各会場でプログラムが同時進行しているので、もしそれらをすべて体験するとしたら、いったい何日かかるのか? というくらい内容は盛りだくさんなのだ。反面、ヒストリックマシンなどの走行や展示はTMSF時代より少なくなり、硬派なモータースポーツファンにとっては少々寂しくなった感は否めない。現在のトヨタのモータースポーツ活動の頂点に位置するWEC用マシンの走行シーンが見られなかったのも、まだシーズン中とはいえ残念だった。とはいうものの、より多くの人々にクルマの、そしてモータースポーツの楽しさをという、トヨタのスローガンである“FUN TO DRIVE, AGAIN”を体現した見事なイベントだったのは間違いなく、大盛況だった。後編ではレーシングコース以外の会場におけるプログラムやマシンを紹介しよう。(文=沼田 亨/写真=沼田 亨、webCG)

→「TOYOTA GAZOO Racing FESTIVAL」の会場から(前編)はこちら