カナダの実業家、ウォルター・ウルフ氏のためにランボルギーニが製作した「幻のカウンタック」が2015年4月18日、都内のホテルで披露された。その模様を写真で紹介する。

ウルフ氏のために特別に作られたスペシャルカウンタックは3台存在することが知られている。このネイビーブルーの個体は1978年に公にされた3号車で、エンジンだけでなく、足まわり、クラッチ、ブレーキ、ボディーなどにも手が入った「ウルフカウンタックの最終進化形」ともいうべき内容になっている。約10年前に日本に持ち込まれ、2014年に現オーナーの福田愼次郎氏の手にわたったという。

V12エンジンの排気量は、ベースとなった「カウンタックLP400」が3929cc(ボア82.0×ストローク62.0mm)であるのに対し、このウルフカウンタック3号車では4879cc(同86.0×70.0mm)まで拡大されている。これにより、500ps以上のパワーを生み出すといわれる。

このパワーアップに対応するために、5段MTのクラッチはシングルプレートからダブルプレートへ変更されており、またフロントのブレーキキャリパーが4ピストンから8ピストン(リアはノーマルと同じ4ピストンのまま)へ強化されている。

ウルフカウンタック3号車には不明な点が多く、これまで推測の域を出ない情報をもとに語られることが多かった。今回の披露式は「自動車雑誌や玩具などにも、事実と異なる記述や物があまりにも多いため、事実を明らかにすることを目的として開催した」(福田氏)という。式の開催にあたり、福田氏は元オーナーのウルフ氏や、同車のエンジンの開発に携わったジャン・パオロ・ダラーラ氏から数々の証言を得ている。

(webCG)