2015年10月17-18日、29回目を迎える年に一度の“フランス車のお祭り”「フレンチブルーミーティング(FBM)」が、例年どおり長野県の車山高原で開催された。標高1500m級の高地で行われるため、天候に左右されることの多いこのイベントだが、今年は土曜日の昼に通り雨があったぐらいで、日曜日は澄みきった青空が広がり、最高気温は20度を超えた。おかげで日曜日の朝は、車山高原に向かうビーナスラインが“フランス車渋滞”になったほど。1500台以上のフランス車がこの地に詰め掛けたという。

今年は土曜日の夜に行われる前夜祭が新たに「車山パリ祭」とネーミングされ、日曜日は「シトロエンDS」の60周年と「C6」の10周年を記念した特別展示が行われた。特定の車種を集めての展示は、30年近いFBMの歴史の中でも初めてであり、メイン会場のグラウンドの一角に並んだDSとC6の一団は、多くの参加者の注目を集めていた。
それ以外のメニューとしては、土曜日に「フリーマーケット」「シネマフェスタ」「星空とお散歩ツアー」「マッドフレンチカフェ」が、日曜日は「ジムカーナ大会」「シトロエン2CVクランク掛け競争」「子供2CV玉入れ競争&子供写生大会」「チャリティーオークション」などが用意された。

いずれも例年と変わらぬ内容だが、それでも多くのフランス車乗りが毎年のように車山高原を目指すのは、メニューへの参加が自由であることも大きいのだろう。中には、一日中昼寝をしている人、メイン会場から離れた場所でラジコンに熱中している人もいる。この自由な空気感や、フランス車ならどんな車種でも受け入れてくれるという平等、博愛の精神が、長きにわたり愛されるイベントであり続けている理由なのかもしれない。
(文と写真=森口将之)