2015年11月15日、山梨県富士吉田市の富士Calmで「第5回アメリカン・ヒストリックカーショー&チャリティーオークション」が開かれた。富士山を臨む広大な芝生広場で、古き良き時代のアメリカ車に囲まれてゆったりとした時間を過ごそう、というのがこのイベントのコンセプトだが、あいにく今回は前日からの雨が開催当日の朝方まで降り続いていた。しかも間が悪いことに、今回はエントリー方法を過去4回の事前受付に代えて、初の試みとして全車当日受付とする段取りとなっていたのである。屋根をたたく雨音で目が覚めた筆者も「いったい何台集まるのだろうか……」と危惧しつつ会場に向かったのだが、到着してみれば予想より多くのアメリカ車がすでに来場していた。最終的なエントリー台数は約100台で、過去最高を記録した前回の170台よりは少なかったものの、天候と当日受付であることを考えたら、まずまずの数字だろう。
雨がほぼ上がった午前9時過ぎに行われたオープニングセレモニーで、主催者は「もう雨は降りません。これから雲も去って晴れわたり、みなさんが富士山を拝んでから帰れるようになります。そういう契約になってますから!」と豪語した。するとどうだろう、午前11時前後から天候は一気に好転、日が差し始めて気温もぐんぐん上昇し、シャツ姿で過ごせるほどになった。主催者は、先の言葉が単なる願望でも、根拠のないハッタリでもなかったことを証明してみせたのである。というわけで、結果的には絶好のイベント日和となった会場から、印象に残ったモデルを紹介しよう。なお、そうした事情により写真のトーンにバラつきがあるのは、ご容赦のほどを。(文と写真=沼田 亨)