「JCCAクラシックカーフェスティバル ニューイヤーミーティング」の会場から(後編)
2016.02.08 画像・写真新春恒例の「JCCAクラシックカーフェスティバル ニューイヤーミーティング」からのフォトリポート。個人出展の車両がメインとなった前編に続いて、後編では、クラブスタンドに展示された車両を中心に紹介しよう。(文と写真=沼田 亨)
→「JCCAクラシックカーフェスティバル ニューイヤーミーティング」の会場から(前編)
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1/20初代「日産セドリック」の3つのクラブがジョイントして、クラブスタンドに1963年から65年までの通称“横目のセドリック”8台をズラリと並べていた。セダンの「デラックス」と「カスタム」、5ナンバーの「エステートワゴン」、4ナンバーの「バン」がそろっていたが、いずれも1.9リッター直4 OHVエンジンを搭載する。
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2/20同色の「日産セドリック・バン」のカルテット。非常に珍しい光景である。
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3/202リッター直4 DOHC 16バルブのFJ20型エンジンを積んだ型式名US110を中心とした3代目「日産シルビア」および兄弟車の「ガゼール」のクラブである、クラブUS110のスタンド。手前の2台は2.4リッター直4 DOHC 16バルブエンジンを積んだラリー用ホモロゲーションモデルの「日産240RS」である。
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4/20日産商用車クラブのスタンドに並んでいた、1968年「日産プリンス・クリッパー」(左)と74年「ダットサン・キャブスター」(右)。前者は2トン積み、後者は1トン積みのキャブオーバートラック。
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5/20初代「日産チェリー」の最強グレードである「クーペX1・R」(右)と、若き日の星野一義が駆ったそのレーシング仕様のレプリカを並べていたチェリークラブジャパンのクラブスタンド。
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6/20ハコスカ専門店であるVICTORY50が主宰する、VICTORY50カークラブのスタンドに展示されていた、レーシング仕様の1969年「日産スカイライン2000GT-R」。ハコスカ伝説を築いたレースでの50数勝のうち最多の10勝を挙げ、最速のプライベーターと呼ばれた、久保田洋史のマシンのレプリカである。
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7/20初代「日産フェアレディZ」のなかでも、手前の「2by2」(2+2)の残存車両は珍しい。左側に並んだ2シーターとの、ルーフラインの違いがよくわかるだろう。
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8/20“5”から始まる陸運支局がなかった時代の東京ナンバーを付けた1959年「日野ルノーPA」。「ルノー4CV」を日野自動車がライセンス生産したモデルである。
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9/20日野コンテッサ・クラブのスタンドに飾られていた「日野ルノー・カロッツェリア・ワタナベ・スペシャル」。1960~70年代に活動していた、日本におけるカスタムカー製作の先駆者であるカロッツェリア・ワタナベの第1作といわれる、貴重なワンオフ。ベースは「日野ルノーPA」で、ワイド化されたリアフェンダーとドアはFRP製。
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10/20「日野ルノー・カロッツェリア・ワタナベ・スペシャル」は、パワートレインを「日野コンテッサ900S」用に換装してチューン、足まわりや内装にも手が加えられている。
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11/20今年創立40周年を迎える、「ホンダSシリーズ」の動態保存を目的としたホンダツインカムクラブのスタンドでは、やはり本年生誕50周年を迎える「ホンダS800」を展示。真ん中の黄色いS800は、初期のチェーンドライブ仕様。特徴である駆動系がよく見えるようにジャッキアップされていた。
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12/20これも「ホンダSシリーズ」愛好家が集う、エスで走ろう会のスタンドには、「S600」の純正オプションやRSC製「S800」のレーシング仕様などの貴重な5段マニュアルトランスミッションが展示されていた。
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13/20ホンダN360エンジョイクラブのスタンドに展示されていた1971年「RQアウグスタMkII」。当時盛んだった、軽自動車のエンジンを使ったFL(フォーミュラ・リブレ)500用の単座マシンである。
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14/20「RQアウグスタMkII」は、二輪レースで有名なヨシムラがチューンした「ホンダN360」用空冷並列2気筒SOHCエンジンを搭載。497ccにスケールアップされ、10000rpmオーバーまで軽く回るという。
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15/201972年に登場した初代と79年に世代交代した2代目「ホンダ・シビック」の愛好家が集った、“旧いシビックの輪”のクラブスタンド。
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16/201959年「ミゼットMPA」(左)と60年「ミゼットMP3」(右)の2台の一つ目小僧を展示していたダイハツ・ミゼットクラブ。
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17/20水冷2ストローク3気筒360ccエンジンを積んだ1971年「スズキ・フロンテ71 GT-W」(左)と73年「フロンテGD-W」(右)。LC10Wオーナーズクラブ・ビートマシンのクラブスタンドにて。
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18/20フリーマーケットのコーナーに展示されていた、シルエットフォーミュラ風街道レーサー(?)とでもいうべき1971年「トヨペット・コロナ・マークIIハードトップ」。ベースは初代「マークII」の最終型である。
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19/20「イセッタ」や「メッサーシュミット」などのバブルカー愛好家のクラブスタンド。
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20/20「イセッタ」よりもさらにグリーンハウスが大きいドイツ生まれの「ハインケル」(左)と、それをイギリスでライセンス生産した「トロージャン」(右)。
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