2016年10月23日、茨城県下妻市の筑波サーキットで「JCCAクラシックカーフェスティバル エンデュランス筑波ミーティング」が開かれた。これは春の富士ジャンボリー、夏の筑波ミーティングサマーとともに、秋の恒例となっているJCCA(日本クラシックカー協会)主催のクラシックカーレースである。レギュラープログラムであるスプリントレースに加えて、タイトルにエンデュランスとある通り、メインイベントは2人以上のドライバーで構成されたチームによる60分耐久レース。今回はこれに、「クレイジーケンバンド」の横山 剣さんと、かつて全日本F2/F2000や富士グラチャンで活躍し、“黒い稲妻”の異名をとった名ドライバーの桑島正美さんが出場することで話題を呼んだ。2人の乗る通称ハコスカこと「日産スカイライン2000GT-R」の用意をはじめ、このプロジェクトを実現させた立役者は、東京・江東区にあるハコスカの専門ショップ「VICTORY 50(内田モーターワークス)」を率いる内田幸輝さん。自身がJCCAクラシックカーレースの常連である内田さんもドライバーとして加わったチーム名は、「V50狂剣SAMMY RACING」。V50(VICTORY 50)+狂剣(クレイジーケン)+SAMMY(正美)というわけである。エンスージアストとして知られる剣さんは、サーキット走行の経験はあるものの、レース出場は初めて。いっぽう桑島さんは、近年になってデモランこそしているが、JAF公認レース出場となると1979年以来37年ぶりで、筑波を走るのは実に39年ぶりとなる。豪華な顔合わせに胸を躍らせる周囲以上に、当人たちがワクワク、ドキドキだったそうだが、このゴールデン企画のおかげで、当日の筑波サーキットはいつになく大盛況。好天にも恵まれ、最高の一日となった会場から、V50狂剣SAMMY RACINGの奮闘ぶりを中心に紹介しよう。
(文と写真=沼田 亨)