次世代の走りをスマートに EVを所有するカーライフでは、航続距離や充電のことが気になるもの。 「I-PACE」の場合はどうか? 最新のEVならではの利便性と技術的なハイライトをわかりやすく解説する。

EVを所有するカーライフでは、航続距離や充電のことが気になるもの。「I-PACE」の場合はどうか?最新のEVならではの利便性と技術的なハイライトをわかりやすく解説する。

圧倒的なパフォーマンス

電動化に向けた新時代のスポーツカーとして、いま注目を集めているのがジャガーのエレクトリック・パフォーマンスSUV、I-PACEだ。ひと目でジャガーとわかるスタイリッシュなボディーの下には、ジャガーがゼロから設計・開発を行った最新のテクノロジーが詰め込まれている。

パフォーマンスは圧倒的。計400ps(294kW)、696Nm(71.0kgm)を発生させる2基のモーターにより、I-PACEの0-100km/h加速はわずか4.8秒と、その動力性能には舌を巻く。

このパワーの源になるのが、432個のセルからなる90kWhのリチウムイオンバッテリーだ。例えば、「日産リーフ」のバッテリーが40kWh、大容量バッテリーを積む「日産リーフe+」が62kWhであるのに比べると、いかにI-PACEのバッテリー容量が大きいかがおわかりいただけるだろう。

おかげで、I-PACEのバッテリーを満充電にした場合の走行可能距離は、WLTCモード・国土交通省審査値で438kmに達する。通勤や買い物といった近距離移動はもちろんのこと、週末のドライブでも、ほとんどの人の1日の移動距離をカバーできるはずだ。

駆動用バッテリーの残量を示すモニター画面。走行可能な距離をわかりやすくドライバーに伝える。

「I-PACE」のバッテリー容量は90kWh。満充電時で438km(WLTCモード)の航続可能距離を誇る。

エネルギー補給は心配無用

そうなると気になるのが、大容量バッテリーへの充電時間。容量が大きいぶん、満充電までの時間が長くなることが予想されるからだ。

家庭では、AC200Vの充電用屋外コンセントと家庭用充電ケーブルの組み合わせ、または、充電ケーブルが付いた普通充電器を利用して充電することができる。バッテリーを使い切った場合の充電時間は、定格出力6kWの普通充電器を使った場合でおよそ15時間だが、これはあくまで0%から100%まで充電するときの話だ。バッテリー残量が半分からの充電なら一晩で満充電が可能。バッテリー残量ゼロから約10時間の充電で、バッテリー残量が3分の2程度まで復活すれば、約290kmは走行できる計算だ。AC200Vの充電用屋外コンセントを使用した場合でも、3時間ほどの充電で40kmの走行が可能になるので、近距離の移動であれば短時間の充電でも十分まかなえる。

出先での充電であれば、普通充電器に加えて、急速充電器が利用できる。日本向けのI-PACEは、50kWのCHAdeMOと呼ばれる規格の急速充電に対応しており、高速道路のサービスエリアなどに設置されているDC急速充電器が利用できる。「EV QUICK」の看板でおなじみの充電スポットだ。

例えば、50kWのDC急速充電器の場合、0%から80%まで充電するのにかかる時間は85分。充電スポットでは1回の充電時間が20~30分に限られることがあるが、それでも走行距離を90~130km延ばすことが可能になるので、サービスエリアでの休憩やコンビニエンスストアでの買い物などの際に、短時間でも追加充電をしておけば、さほど航続距離を気にする必要はないだろう。

日本のCHAdeMO規格の充電器で急速充電を行った場合、約85分で、走行用の電力を0%から80%までチャージできる。

充電時、車内のメーターパネルには満充電までの所要時間やバッテリー残量が映し出される。

「I-PACE」には、車両登録日から8年以内または走行16万km以下でバッテリー容量が70%を下回った場合を対象にした保証制度が付帯する。

気軽に便利に付き合える

ところで、I-PACEを購入し「ジャガー チャージングカード 」を申し込むと、全国2万カ所を超えるNCS(日本充電サービス)の充電ネットワークが利用できる。2018年4月の時点で、急速充電器が約6000基、普通充電器が約1万4600基登録されており、高速道路のサービスエリアや街のコンビニエンスストアに設置されている充電器の多くで、カードをかざすだけで簡単に充電が可能なのだ。

月額のカード利用料は、登録から1年間は無料で、2年目が3000円、3年目以降が4200円(ともに税別)と、最初の1年間の負担が軽減されるのはうれしいところだ。利用料金は急速充電が1分あたり15円、普通充電が同2.5円である。

I-PACEは、最新のインフォテインメントシステムの「Touch Pro Duo」をジャガーとして初採用し、ナビゲーションシステムや高いコネクティビティーを実現する「InControl」を標準装備している。これには、I-PACEでのドライブをサポートする特別な機能も含まれている。

例えばナビゲーションシステムでは、充電に関する機能が利用できる。充電スポットの表示はいうまでもなく、現在のバッテリー残量をもとに、走行可能な範囲を地図上に表示することが可能。目的地にたどりつくまでに、充電が必要かどうかがひと目でわかる。また、目的地を設定する際に、現在のバッテリー残量ではたどりつけないと判断すると、自動的に充電スポットを経由地として設定する機能を搭載。これなら、ドライブの途中でついうっかりバッテリー切れとなることもない。一方、充電スポットで休憩したい場合などには、任意で充電スポットを経由地に設定する機能もある。

InControlのリモート機能を使えば、スマートフォンなどの端末から便利なサービスが利用できる。例えば、「充電ステータス情報」なら、充電の状況や予測航続距離など、バッテリーに関する最新データを知ることができる。また、「リモート充電コントロール」では、スマートフォンから充電の開始/終了などを遠隔操作できる。そして、便利な機能が「リモートエアコン」。乗車前にあらかじめI-PACEのエアコンをオンにしておくことができるので、乗車したときには車内は快適な温度に保たれているのだ。

このように、最新のテクノロジーやさまざまなサービスによって、I-PACEがあるライフスタイルをしっかりサポート。あなたも、新しい時代のモビリティーをI-PACEとともに先取りしてみてはいかがだろうか?

(文=生方 聡/写真=郡大二郎)

I-PACEの充電と航続距離を詳しく知る 

ジャガーの提供する「ジャガー チャージングカード」に登録すると、全国2万カ所以上の充電ネットワークが使えるようになる。

走行可能距離は、モニター上のマップでも確認可能。充電スポットも容易に検索することができる。

メーターパネル上には、バッテリーの残量や目的地までの距離、電力消費量などがわかりやすく表示される。

「I-PACE」には充電用のマルチファンクションケーブルが備わっており、出先のさまざまな充電スポットに対応できる。