狙うは成長著しい巨大市場・中国!

それと今回、実は小沢が注目して取材したのがオートサロン初出展の「www.3rong.com」だ。というのもこれは不肖小沢の旧知の日本人が始めた中国語のチューニングカーサイトで、基本は日本チューニングブランドの発信基地。編集長の高畑尚樹さんいわく、
「小沢さん。今後、中国で何が伸びるって知ってますか? 中古車ですよ。新車が2010年に1800万台、2011年に1850万台ってレベルで伸びていて去年2012年は2000万台弱。でも今後本当に伸びるのは中古車で、2011年は450万台でしたけど、2020年には新車が3000万台レベルで、中古車は4000万台って話になってるんです。実際、アメリカでもヨーロッパでも新車より中古車市場の方が大きい。これからの中国はユーズドカーです」

これは本当の話だ。今、実は中国は他のアジアやロシアと違い、中古車の輸入が禁止されている。つまり、中古車市場は新車で入ったクルマが古くなって初めて形成されるわけで、それも中国の場合、年に2000万台やそれ以上で新車が増えるからあっという間に中古車だらけになる。
その時に重要になるのがチューニングなのだ。

「中国はご存じの通り見栄(みえ)の文化、メンツの国ですから。単に古いクルマじゃ満足できない人が多いし、そうなると重要になってくるのがチューニングなんです。マジメに日本のVIPカーみたいな見栄えの利くエアロなんかがはやる可能性があるし、実際に一部のお金持ちの間で、はやり始めてる。そこに着目したのが『3rong.com』なんです」

今回がオートサロン初出展となる「www.3rong.com」は、日本のチューニングやカスタムのトレンドを中国向けに発信する情報サイトだ。
今回がオートサロン初出展となる「www.3rong.com」は、日本のチューニングやカスタムのトレンドを中国向けに発信する情報サイトだ。 拡大
「www.3rong.com」の編集長を務める高畑尚樹さん(写真左)。
「www.3rong.com」の編集長を務める高畑尚樹さん(写真左)。 拡大
「日産GT-R」のチューニングカーと、チャイナドレスのお姉さんがブースに花を添えていた。
「日産GT-R」のチューニングカーと、チャイナドレスのお姉さんがブースに花を添えていた。 拡大
小沢 コージ

小沢 コージ

神奈川県横浜市出身。某私立大学を卒業し、某自動車メーカーに就職。半年後に辞め、自動車専門誌『NAVI』の編集部員を経て、現在フリーの自動車ジャーナリストとして活躍中。ロンドン五輪で好成績をあげた「トビウオジャパン」27人が語る『つながる心 ひとりじゃない、チームだから戦えた』(集英社)に携わる。 ホームページ:『小沢コージでDON!』

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