カンタンがイチバン!

コ:急速充電器の価格も当初の半値くらいまで下がったみたいやし、けっこう現実味のある話やなぁ。
せ:設置形態も多様ですからね。ガソリン車は専門のガソリンスタンドしか頼れないけれど、EVだったら家庭はもちろん、コンビニやスーパー、サービスエリアで“止めたついで”に“少し継ぎ足す”という方法もイケるわけで。

コ:それで社会全体としては、無理なく無駄なく回していけるというわけやな。ちょうど、そこのコンビニでも急速充電できるらしい。ためしに給電してみよか。

せ:前向きで止めて、給電口を開ける……と。雨よけの大きなひさしが付いてたり、ずいぶん配慮が行き届いてますね。

コ:ただ、充電ソケット挿すまでの機械の操作とか、手続きが面倒くさいなぁ。充電そのものにも、えらい時間かかるし。それにこれ、充電料金を精算するのに、店内入って別の端末使わんとあかんらしい。めちゃめちゃ面倒や。

せ:聞けば、サービス開始当初、お客さまの入店を促したいというお店側の意向もあって、こういう仕組みになったらしいですけれど……。
コ:ほかに時間つぶす場所もないし、たいていのユーザーは、充電の待ち時間に自発的に入店すると思うけどな?
せ:ええ。そういう傾向が明らかになった今では、すべての手続きは店外の機械に1本化されていく流れだそうですよ。

コ:こういうインフラはとことん分かりやすく、使いやすくないとなぁ。いろんな年齢のひとが簡単に使われへんかったらあかんやろ。福祉車両もあるリーフなんやから、なおさらや。

せ:設置数だけじゃなしに、こうしたプロセスをどこまで簡素化できるかも、EV普及のカギになるでしょうね。リーフには、スマートフォンを使ったサービスなど、利便性の高い機能が盛りだくさん用意されてますが、使う側に「面倒くさい」と思われたら、元も子もありません。

コ:そういう気分的な問題、すごい大事やで。逆に上手にやったら、敬遠されてしまってるリーフのレンタカーも、引っ張りダコになると思う。だってクルマとしてはようできてるし、面白いもん。

せ:EVのレンタカーが継続的に支持されるようになれば、退役した中古リーフが沖縄の一般家庭に出回って島内のEV普及率がどんどん高まる、ということも期待されてるんですよ。

コ:そんなことまで考えてるんか。リゾートにEV、相性としてはバッチリやと思うし、普及のための環境も整ってきてる。EVの未来はどうなるか? しばらく沖縄から目が離されへんな。

(文=webCG近藤俊&関顕也/写真=webCG)

 
第143回:EVこれからどうなるの? 沖縄に見る、電気自動車「未来予想図」の画像 拡大
「ファミリーマート 恩納たんちゃ店」にて、休憩がてらの充電。バッテリー残量が気になりがちなEVでは、まめな補充電が心理的余裕につながる。
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店内に設置された、充電料金の課金認証システム。手前のトレイで登録済みカードを認識させてから、タッチパネルでオペレーションを行う。
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「リーフ」は車外からでも、パソコンや携帯電話、iPhone(写真)などを使って、エアコンの操作やバッテリーの残量チェックができる。
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