1960年代を範にとったレトロモダンな内装

――コンセプト クーペは、今後のボルボデザインを示唆しているのですか?

インゲンラート氏:「そうですね。かつては四角くて武骨なクルマをつくっている時代もありましたが、それがボルボのすべてではありません。コンセプト クーペでは、凝り固まった考えを採るのではなく、もう少し視野を広げるためのアプローチを意図的に行っています。

――ページさんに質問です。魅力的なエクステリアを持つコンセプト クーペのインテリアをデザインするうえで注意したことは何ですか?

ページ氏:「P1800をはじめ、ボルボ車のヘリテージを受け継いだカタチで、インテリアをデザインしました。グラフィック的にも、非常に美しいラインで構成されています」

――より具体的に教えてください。

ページ氏:「1960年代は、インテリアがリッチだった時代といえます。見事なクラフトマンシップ。ぜいたくなマテリアル。コンセプト クーペにも、クラシカルな感じでヘリテージを取り入れながら、一方で、現代的なコンセプトを表現しています。デザイナーの責任として、レトロなだけではいけません。過去を生かしつつ、モダンなものをつくらなくてはなりません。エクステリアに合わせて、いわばレトロのフレーバーを利かせたモダンなインテリアにすることを心がけました」

――コンセプト クーペは、とてもハンサムなクルマです。世のプレイボーイたちは、次世代のボルボ車を待つべきでしょうか!?

インゲンラート氏:「洗練性を求めるプレイボーイならそうですね! 期待してください」

(インタビューとまとめ=青木禎之<Office Henschel>/写真=DA、ボルボ)

インテリア・デザイン・ディレクターのロビン・ページ氏。
インテリア・デザイン・ディレクターのロビン・ページ氏。 拡大
1960年代のテイストを取り入れながら、モダンに表現されたインテリア。
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「1960年代はインテリアがリッチだった」とページ氏。インテリアの随所に洗練されたディテールを見ることができる。
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このフロントグリルのデザインも、将来の量産モデルに生かされる?
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