トヨタがこだわるアルミハルの実力

途中、立っていられないくらい大きな揺れが続く区間は何度かあったものの、思いのほかスムーズに到着。当初は「こんな体験は二度と嫌だ」とお客さまが感じるくらい揺れたのでは? という心配もあったが、逆にちょっとスリルが楽しめ、「ぜひ、また乗りたい」と思ってもらえる、思い出に残るクルージングだった。実験は大成功だった。

「この時化(しけ)の中を佐世保から1時間半で到着したとはすごい。いいボートだ」。ちょうど高速艇で佐世保から帰島した西 浩三 小値賀町長と港で一緒になり、町長からもお褒めの言葉をいただいた。島と佐世保をつなぐ定期便の高速艇もこの日は時化の影響で到着が遅れたそうだ。

高強度のアルミ合金を使ったハル(船体)、「ランドクルーザー」の4.5リッターV8エンジンを船舶用に改良した高出力、低燃費のエンジン(2基搭載)、そして自動車技術を応用した制御システムといったトヨタが17年間で培ってきた技術が見事に結実した成果でもあった。

アルミハルの走破性に小値賀島の人たちも驚いた。右端が西 浩三 小値賀町長。
アルミハルの走破性に小値賀島の人たちも驚いた。右端が西 浩三 小値賀町長。 拡大
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