大人の余裕
ボルボV70 T5 SE……529万円

現行の「V70」がデビューしたのは2007年だから、はっきり言ってしまえばかなり昔のクルマだ。この8年間で自動車はずいぶん進化したけれど、その進化をV70はほぼ丸ごと盛り込んでいる。

2015年モデルとして新たに加わったグレード「T5 SE」に搭載されるエンジンは、昨年「60シリーズ」から導入が開始された新世代の2リッター直4直噴ターボ。それに8段ATが組み合わされる。エンジンのダウンサイジングと多段化ATの採用という、ここ数年のトレンドをしっかりと取り入れているし、ボルボお得意の安全装備も「全部入り」だ。
エクステリアのデザイン、特にリアまわりに8年の歳月を感じなくもないが、インテリアはマイナーチェンジでのお化粧直しが奏功しており、スカンジナビアの香りを存分に感じることができる。
走りだしてみると、新世代パワートレイン「Drive-E」の2リッター直4直噴ターボと8段ATは快適で、1720kgのボディーがスルスルと上品に加速していく。「大人の余裕」といった感じ。

ステアリングを握りながら、「こういうクルマを最後の一台に選べたらいいな」と感じた。
丈夫で長持ち、安全性もトップクラス。後席には孫たちを乗せるのにちょうどいい「インテグレーテッド・チャイルド・クッション」もある。荷室も広いので、趣味の道具を積んでの遠出にもぴったりだ。
そんな理想的な老後を過ごすためにも、もうしばらく頑張って働かなければならない。よしV70を目標に、仕事に励もう。

(文=工藤考浩/写真=峰 昌宏、田村 弥)

ボルボV70 T5 SE
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