紳士淑女のスーパーセダン
アルピナD3ビターボ リムジン……999万円

エンジンをかけて、驚いた。あまりにも静かだったから。ひょっとして、「B3」(ガソリン車)と取り違えちゃったのか? ちょっと不安になったところで、計器に「Diesel」の文字を見つけてホッとした。……というのは、ホントの話。給油の際は、気をつけないといけない。

それほど行儀のいいエンジンが、71.4kgmの大トルクを発するというから、また驚く。しかも、わずか1500rpmで! BMWが誇るハコ型スーパーカー「M3セダン」だって、たしか56.1kgm/1850-5500rpmのはず。駆けぬけずとも、思うだけで痛快な気分になってくる。

実際の加速力は、その期待を裏切らない。踏めば踏んだだけいくらでもスピードが得られる、ような気になる。でも、マナーは紳士的。急激なGの変化で緊張を強いられることもなければ、車内がごう音で満たされることもない。サーキットでのパフォーマンスを高らかにうたい、スピーカーまで動員してエンジン音を聞かせるM3とは(それも憧れの対象ではあるけれど)、対照的な高性能だ。

もっとも、室内だって体育会系な感じはしない。アメ色に輝くウッドパネルは汗くささとは無縁だし、どの走行モードを選んでみても、乗り心地は上質そのもの。これで5人乗れて、荷物が積めて、軽油で17.0km/リッター!?
一台で何でもこなせるスーパーセダンだと思えば、1000万円はリーズナブルかも……と思ったら、多くのオーナーは、D3をセカンドカーとして選ぶのだそう。いやはや……。

(文=webCG 関/写真=田村 弥)

アルピナD3ビターボ リムジン
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