助手席エアバッグの作動を止められれば……

繰り返すが、大前提は“助手席エアバッグのカットオフスイッチ付き”のクルマであることと、その”作動設定”で、日本のように自己責任思想のない国では、アホがマネすると危険だ……ってこともあって助手席を推奨しないんでしょう。
でも、ここは小沢の考えだが、ちゃんとエアバッグが止められるクルマとドライバーならば、助手席装着は本当に素晴らしいと思っており、今回、欧州の中でも特に安全思想で知られたボルボに再確認してみたわけ。

このテーマはメーカーの間で認識の差が大きいので、ボルボも慎重になっていて、「1列目と2列目はどちらが安全か」については明言せず、前述したように「ボルボ車ならば」との前振り付きで、とにかく安全性は前後席で同等であると答えていた。
そして、それより「4歳ぐらい(の体形)までは、後ろ向きに座らせることの方が重要」と言っていた。前後シートの問題より、首が多少据わってきたからといって、赤ちゃんを前向きチャイルドシートやジュニアシートに座らせる方がよっぽど危ないのだ。それは幼児の頭が重く、クラッシュ時に相対的に首を痛める危険性が高いからで、今回オザワも大人でも赤ちゃん気分が味わえるオモリ付きヘルメット(10kg!)をかぶってみたけどマジ、すぐに首がいっちゃいそうでしたわ(苦笑)。

常々日本は交通法規からして妙にガンコで、現実を見てない側面があると思っている小沢。個人的にはボルボ他欧州車&助手席チャイルドシート、やはりオススメしたいですな。

(文と写真=小沢コージ)
 

乳児用の、後ろ向きタイプのチャイルドシート。
乳児用の、後ろ向きタイプのチャイルドシート。
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「赤ちゃんの気持ちが分かる」という重りの入ったヘルメット。なるほど、首への負担が半端じゃない。
「赤ちゃんの気持ちが分かる」という重りの入ったヘルメット。なるほど、首への負担が半端じゃない。
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小沢 コージ

小沢 コージ

神奈川県横浜市出身。某私立大学を卒業し、某自動車メーカーに就職。半年後に辞め、自動車専門誌『NAVI』の編集部員を経て、現在フリーの自動車ジャーナリストとして活躍中。ロンドン五輪で好成績をあげた「トビウオジャパン」27人が語る『つながる心 ひとりじゃない、チームだから戦えた』(集英社)に携わる。 ホームページ:『小沢コージでDON!』

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