夢が広がる

気になるお値段だが、前述のレスティ社によると、カフェ屋台仕様は1万5000ユーロ(約210万円)から。街で普通に売っているベース車両が6075ユーロ(約84万円)であることからすると、架装には相応のコストを要することがわかる。さらに最初の写真にあるオイスターと名付けられた大きな可動式シェード&ルーフをもつ屋台は2万9000ユーロ(約400万円)からである。これ、イタリアでは「アバルト595」や「アルファ・ロメオ・ジュリエッタ」が余裕で買える値段だ。

しかし、各社ともビジネスソリューションの相談にのり、ビジネス・オン・ザ・ロード社には、アペ屋台のフランチャイジーとして出発したいオーナーのために、フランチャイジングを展開している既存企業(お菓子、ソーセージ、ジェラート、パスタなど)との橋渡し役もしてくれるという。
アバルトやアルファを堪能するのもよし、アペ屋台を開業して新しい人生を切り開くもよし。イタリアは夢の選択肢が広い。

(文=大矢アキオ<Akio Lorenzo OYA>/写真=Akio Lorenzo OYA, Business on the Road)

トリノで。ビジネス・オン・ザ・ロード社によるかわいいジェラート屋台。
トリノで。ビジネス・オン・ザ・ロード社によるかわいいジェラート屋台。 拡大
ビジネス・オン・ザ・ロード社による改造車は、ピアッジョのバッジが自社のバッジに差し替えられている。
ビジネス・オン・ザ・ロード社による改造車は、ピアッジョのバッジが自社のバッジに差し替えられている。 拡大
ビジネス・オン・ザ・ロード社のウェブサイトから。同社の工場内の模様。
ビジネス・オン・ザ・ロード社のウェブサイトから。同社の工場内の模様。 拡大
ビジネス・オン・ザ・ロード社のスタッフ達。写真左から順に、この道35年のピエロ・ブルーノ氏、エンリコ氏、マルチェッロ氏。
ビジネス・オン・ザ・ロード社のスタッフ達。写真左から順に、この道35年のピエロ・ブルーノ氏、エンリコ氏、マルチェッロ氏。 拡大
大矢 アキオ

大矢 アキオ

コラムニスト/イタリア文化コメンテーター。音大でヴァイオリンを専攻、大学院で芸術学を修める。1996年からシエナ在住。日本を代表するイタリア文化コメンテーターとして語学テキストやデザイン誌等に執筆活動を展開。19年にわたるNHK『ラジオ深夜便』リポーター、FM横浜『ザ・モーターウィークリー』季節ゲストなど、ラジオでも怪気炎をあげている。『Hotするイタリア』『イタリア発シアワセの秘密 ― 笑って! 愛して! トスカーナの平日』(ともに二玄社)、『ザ・スピリット・オブ・ランボルギーニ』(光人社)、『メトロとトランでパリめぐり】(コスミック出版)など著書・訳書多数。YouTube『大矢アキオのイタリアチャンネル』ではイタリアならではの面白ご当地産品を紹介中。

あなたにおすすめの記事
新着記事