ファッショニスタのセンスが光るラッピング

……と書くと敷居が高く思えるが、フィルムによるカーボディーのラッピングもメインの業務に据えている。価格は一台1500ユーロ(約20万円)で、所要時間は2-3日という。セレブであるラポの工房で愛車をドレスアップしてもらえると考えれば、それなりにアフォーダブル(手ごろ)なプライスといえよう。

ビジネスの概要と同時に、すでに手がけた参考作品やイタリアのメディアでは、かねてラポの個人車として有名なカムフラージュ柄ラッピングを施した「フェラーリ458イタリア」も展示された。
ただし、ベースモデルはゆかりあるフィアット・クライスラー系にとどまらない。「BMW i8」のブルーの鏡面フィルムで覆われたボディーが醸し出す視覚的エレキ感は、オリジナルを数万ボルト上回る。

なお、近い将来、米国のマイアミとモナコ公国のモンテカルロにもブランチを開設する予定だ。さらにドバイ、オマーンにも進出を模索しているという。ニューヨーク生まれでパリ育ち、そしてロンドンのビジネススクール卒というラポのセンスをうかがわせる。

GICの手になるベスパにまたがるラポ・エルカン(写真中央)。
GICの手になるベスパにまたがるラポ・エルカン(写真中央)。 拡大
イタリア車のみにあらず、「BMW i8」も彼が手がければこのとおり。視覚的エレキ感は、オリジナルを数万ボルト上回る。
イタリア車のみにあらず、「BMW i8」も彼が手がければこのとおり。視覚的エレキ感は、オリジナルを数万ボルト上回る。 拡大
千鳥格子の「アバルト500」にキスのパフォーマンス。サービス精神を欠かさないのはラポらしい
千鳥格子の「アバルト500」にキスのパフォーマンス。サービス精神を欠かさないのはラポらしい 拡大
大矢 アキオ

大矢 アキオ

コラムニスト。国立音楽大学ヴァイオリン専攻卒にして、二玄社『SUPER CG』元編集記者、そしてイタリア在住21年と脈絡なき人生を歩んできたものの、おかげで妙に顔が広い。今日、日本を代表するイタリア文化コメンテーターとして執筆活動に携わると共に、NHKラジオフランス語テキストでも活躍中。10年以上にわたるNHK『ラジオ深夜便』レギュラーリポーター、FM横浜『ザ・モーターウィークリー』季節ゲストなど、ラジオでも奮闘している。『Hotするイタリア』『イタリア発シアワセの秘密 ― 笑って! 愛して! トスカーナの平日』(ともに二玄社)、『カンティーナを巡る冒険旅行』『ザ・スピリット・オブ・ランボルギーニ』(ともに光人社)、電子書籍『イタリア式クルマ生活術』(NRMパブリッシング)、『メトロとトランでパリめぐり】(コスミック出版)など数々の著書・訳書あり。

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