貫禄のスズキ、善戦するホンダ

で、ぶっちゃけ結果を言っちゃいますと、エティオスが年間販売6万台をメドに頑張っている一方、ダットサンGOシリーズはミニバンの「GO+」と合わせても2014年度は約1万6000台。月1000台ちょっとと大苦戦している。かたや、王者スイフトはハッチバックが年20万台強と大成功していたのに加え、2012年に投入したセダンの2代目「スイフト ディザイア」が大ヒット。キモは優遇税制が適用される全長4m以下にサイズを縮めたことで、結果として単独で20万台以上と、新たな市場を作っちゃったわけ。

一方、ホンダはホンダでスゴくて、2011年度はわずか年5万台レベルだったのが、12年度は8万台弱、13年度は13万台強、14年度は20万台弱とあれよあれよと大躍進。ハッチバックのブリオをはじめ、セダンの「アメイズ」、ミニバンの「モビリオ」など、矢継ぎ早に投入したアジア向けの新プラットフォーム車がウケている。総数では販売力に勝るスズキにかなわないまでも、見事インドで一矢報いているワケなのだ。

そんな状況を踏まえつつ、いよいよ今年のデリーショー、つまりオートエキスポ2016の会場に突入。各社の目玉をチェックすると、戦略の違いが露骨に目に見えている。

新興国向けブランドのダットサンを擁する日産だが、インドでは苦戦が続いている。写真はコンパクトカーの「ダットサンGO」。
新興国向けブランドのダットサンを擁する日産だが、インドでは苦戦が続いている。写真はコンパクトカーの「ダットサンGO」。 拡大
スズキが2012年に投入した「スイフト ディザイア」。
スズキが2012年に投入した「スイフト ディザイア」。 拡大
ホンダの小型セダン「アメイズ」。
ホンダの小型セダン「アメイズ」。 拡大
小沢 コージ

小沢 コージ

神奈川県横浜市出身。某私立大学を卒業し、某自動車メーカーに就職。半年後に辞め、自動車専門誌『NAVI』の編集部員を経て、現在フリーの自動車ジャーナリストとして活躍中。ロンドン五輪で好成績をあげた「トビウオジャパン」27人が語る『つながる心 ひとりじゃない、チームだから戦えた』(集英社)に携わる。 ホームページ:『小沢コージでDON!』

あなたにおすすめの記事
新着記事