「スバルサブレ」が東京で買える!

クルマに話を移せば、東京にずっと住んでおられる方は気がつかないかもしれないが、今回印象的だったのは、この半年で「日産NV200」のタクシーが爆発的に増えたことだ。
数年前、ひさびさに東京に降り立ったとき、「トヨタ・アクア」がいきなり増えていたのには及ばないが、それに準ずる増殖ぶりといってよい。

残念ながら、ボク自身は乗る機会に恵まれなかったが、高齢者が乗り降りしやすく、かつ車いすにも対応できるこうしたクルマの普及は歓迎すべきであろう。

タクシーといえば、シートバックのポケットに差し込まれたパンフレットだ。今回タクシーに乗ったら、「発毛クリニック」「ひざの軋(きし)み改善」が並んでいた。かつて、この手の広告といえば「電話秘書」だったのに。ここにも高齢化社会の進行がうかがえる。

2014年に完成した恵比寿の富士重工業本社ビルも、遅ればせながら訪ねてみた。
うれしかったのは、従来は、太田市の群馬製作所前のお菓子屋さん「伊勢屋」に行かないと入手が難しかった「スバルサブレ」など、スバルにちなんだお菓子が買えること。1階ショールームで確認できた。「トヨタ博物館カレー」よりも断然歴史が古いこのクルマ関連食品が、ようやく東京進出を果たしたのは朗報だ。

「日産NV200」のタクシーが爆発的に増えていた。東京・銀座の数寄屋橋交差点に2016年3月末オープンした東急プラザ銀座の前で。
「日産NV200」のタクシーが爆発的に増えていた。東京・銀座の数寄屋橋交差点に2016年3月末オープンした東急プラザ銀座の前で。 拡大
筆者が乗ったタクシーの車載パンフレット。かつての「電話秘書」は姿を消し、「発毛」「健康」ばかり。
筆者が乗ったタクシーの車載パンフレット。かつての「電話秘書」は姿を消し、「発毛」「健康」ばかり。 拡大
恵比寿にある富士重工業の新本社ビル。1階のショールームでは、スバルにちなんだ菓子が売られている。
恵比寿にある富士重工業の新本社ビル。1階のショールームでは、スバルにちなんだ菓子が売られている。 拡大
大矢 アキオ

大矢 アキオ

コラムニスト/イタリア文化コメンテーター。音大でヴァイオリンを専攻、大学院で芸術学を修める。1996年からシエナ在住。日本を代表するイタリア文化コメンテーターとして語学テキストやデザイン誌等に執筆活動を展開。19年にわたるNHK『ラジオ深夜便』リポーター、FM横浜『ザ・モーターウィークリー』季節ゲストなど、ラジオでも怪気炎をあげている。『Hotするイタリア』『イタリア発シアワセの秘密 ― 笑って! 愛して! トスカーナの平日』(ともに二玄社)、『ザ・スピリット・オブ・ランボルギーニ』(光人社)、『メトロとトランでパリめぐり】(コスミック出版)など著書・訳書多数。YouTube『大矢アキオのイタリアチャンネル』ではイタリアならではの面白ご当地産品を紹介中。

あなたにおすすめの記事
新着記事