俺にシアワセを運んでおくれ!

「当時はシボレーにも『コルベットZR1』というすごいクルマがあって、正規輸入はされていなかったけど、“輸入車屋さん”が並行(輸入)で入れていたんですよ。値段は1800万円くらいして、確か当時の『フェラーリ348』より高かったんじゃないかな。このクルマがとにかく格好良くってね。エンジンをロータスがチューニングしたというエピソードにもしびれたんだけど……。でも、そのエンジンがDOHCだったのが引っかかったんだよ。『アメ車ならOHVだろ!』と。一方で、今度出るバイパーというクルマはOHV。こちらはV8じゃなくてV10だけど『それならバイパーの方がいいな』と(笑)」

“アメ車かいわい”の伝説的名車であるC4コルベットZR1を引き合いに出していただくとは、これは本当にオーナー冥利(みょうり)に尽きる。なんというか、第1回でも書いたが、本当はすごいクルマだったんだなあ。バイパーよ。

その後、「1日でも長くバイパーを維持すること、当該連載を続けること」を条件に、氏のコレクションを譲っていただき、記者とバイパーは湘南の地をおいとますることとなった。

それにしても、これはつくづくクルマがもたらした奇縁である。
十余年前、マイカーとして「ローバー・ミニ」を手に入れた時もたくさんの人と知り合えたが、この妙にヌメヌメ黒光りする2ドアクーペにも、そうした引力があるのかもしれない。

そういえば、「バイパーを買う」と報告した折、webCGのOKBが「人生変わるよ!」と力説していた。願わくはもろもろの投資(?)に見合う程度には、前向きな方向に変えてほしいものである。頼むぜ兄弟。

(webCGほった)
 

C4世代の「シボレー・コルベットZR1」。厳密には、ZR1はグレードではなくオプションパッケージという扱いだったようで、ロータスチューンの総アルミ製5.7リッターV8 DOHCエンジンや、専用のワイドボディー、強化されたブレーキや幅広のタイヤなどがセットになっていた。
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S氏にいただいたバイパーコレクション。「ブラーゴのミニカーはアメリカ出張の時に、現地で買ったもの」など、ひとつひとつエピソードのつまったグッズだった。大事にさせていただきます。
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「バイパー」のリアに装備されたハイマウントストップランプ。点灯時にヘビのイラストが浮かび上がるとは知らなんだ。S氏にブレーキを踏んでもらい、撮影に成功した。
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