維持費の高さがまねく、独特のクルマ事情

大:それとイタリアは自動車保険料が高いんですよ。都市によって違うんですけど、南の方は盗難率が高いので、例えばナポリ市内在住の若者だと、車両保険も付けるとフツーのクルマ、「フィアット・パンダ」とかで年間50万円くらい取られたりします。

清:げえっ! それじゃクルマに乗れないじゃないですか!

大:深刻な社会問題になってます。公共交通機関があまりなくて、クルマは不可欠ですからね。

清:日本の地方と同じですよね。でも日本には税金も保険料も安い軽自動車がある。恵まれてるんですよね!

大:イタリアには軽はないので(笑)、とにかく安く乗れるクルマとして、いまだに「アウトビアンキY10」や初代フィアット・パンダが隠れた人気中古車なんです。

清:それってえーと、最低でも20年くらいたってますよね!?

大:それを直し直し乗るんです。

清:絶対故障しない軽が安く乗れる日本はやっぱり恵まれてるなぁ~。でもイタリアでは、フツーの人がディープなカーマニア的クルマ生活をいや応なく送ってるわけで、そういう意味で日本は不運とも言えますかね?(笑)

大矢氏が語るイタリアのクルマ事情に、思わず前のめりになる清水氏。話は大いに盛り上がり、気づけば予定時刻を大幅に過ぎてしまっていた。
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「アウトビアンキY10」は1985年から1994年まで販売されたハッチバック車。イタリア国外の多くのマーケット(日本を除く)では「ランチアY10」の名で販売された。「ランチア・イプシロン」の前身でもある。
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初代「フィアット・パンダ」は1980年から2003年まで販売された。
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