変態性カーマニアにドンピシャ

8年前に我がカーライフにジャイアント・インパクトをもたらした「フォード・フォーカス1.6ディーゼル」(欧州で乗ったレンタカー)と同じ、1600ccディーゼルエンジンを搭載しているのも超ストライクだ。これが2リッターディーゼルだと、全域でトルクに余裕があるけれど、1.6だと微妙に余裕がない。その分ドライバーがちょっとだけ頑張らないといけない。そこがいいのです! 頼られてるみたいで。

変速のたびに軽くガックンとなる、シングルクラッチのセミAT(セレクトロニック)も最高にイイ。一般的には評判の悪いロボタイズドMTだが、私のような変態性カーマニアにはドンピシャだった。

なにしろ多少手をかけてやらないと思い通りにならないのがいい。ほら、MTなら思い通りにできるでしょ? 逆によくできたAT、トルコンやDCTだと、思う必要もなくミッションが勝手にうまくやってくれる。「フェラーリ458イタリア」のDCTなんざ、こっちの想像をはるかに超えた最適すぎる変速をかます。もはや靴を舐(な)めるのみですよ! 服従の快楽。

でも、ロボタイズドMTはそうはいかない。これはフィアット系のセレスピードやデュアロジックに共通して言えることだけど、なんかちょっとイラッとするじゃないですか! それって恋愛に似てないか?

思い通りにならない。だからこそ相手にいろいろ思いを巡らせて、うまく合わせて愛し合う。そこにヨロコビがある! 全部思い通りになったら恋愛じゃない!!

フロントグリルのクロームメッキが重ったるく感じたので……。
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“剥がせるスプレー塗装剤”で、筆者自らガンメタに塗装。グリルを外して塗りたかったものの、面倒そうだったので、そのまま養生してズドンとトライ。
 
“剥がせるスプレー塗装剤”で、筆者自らガンメタに塗装。グリルを外して塗りたかったものの、面倒そうだったので、そのまま養生してズドンとトライ。
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塗装後。よく見りゃハゲチョロだらけながら、離れて見ればシブい仕上がり。
塗装後。よく見りゃハゲチョロだらけながら、離れて見ればシブい仕上がり。拡大
走りの見た目も精悍に!
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筆者の愛車「フェラーリ458イタリア」。(写真=池之平昌信)
筆者の愛車「フェラーリ458イタリア」。(写真=池之平昌信)拡大
清水 草一

清水 草一

お笑いフェラーリ文学である『そのフェラーリください!』(三推社/講談社)、『フェラーリを買ふということ』(ネコ・パブリッシング)などにとどまらず、日本でただ一人の高速道路ジャーナリストとして『首都高はなぜ渋滞するのか!?』(三推社/講談社)、『高速道路の謎』(扶桑社新書)といった著書も持つ。慶大卒後、編集者を経てフリーライター。最大の趣味は自動車の購入で、現在まで通算47台、うち11台がフェラーリ。本人いわく「『タモリ倶楽部』に首都高研究家として呼ばれたのが人生の金字塔」とのこと。

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