狙うは極北

例えば、先般のマイナーチェンジでスカイアクティブD 1.5とGベクタリングコントロールが投入された「アクセラスポーツ」。実にいいクルマだった。エンジンは適度なトルクとレスポンスを発揮して極めて実用的(≒牛丼的)だし、Gベクタリングコントロールは私好みのステアリングのシャープさをもたらしてくれていた。ほとんどまったく文句のつけようがないほどイイ! これで値段は230万円から。スバラシイじゃないか!

でも、あまりにもまっとうで、ディープなマニアには物足りなかった。なにかもうちょっとヘンテコなところが欲しかった! 「AZ-1」みたいな。それはムリですかね? ムリですねハイ。

いま、「オマエなんか相手にしてられっかよ~」という空耳が。

ですよね。まったくその通りです。私がよろこんで買うようなクルマを作るようじゃマツダもおしまいです! マツダは今のままでいい! そのまま我が道を往ってください!

ちなみに、そんなニッチ中のニッチである私が「アクア」や「シエンタ」の新車を買ったのは(注:ともにすでに売却)、どっちもカーマニアが好みそうな雰囲気がゼロだからです。

ゼロとはすなわち極北。マニアに極北があるように、パンピーにも極北がある。その両極を押さえるべく、アクアやシエンタを発表直後に新車でオーダーしたのだ。アクアなんか、予約開始日にディーラーの前に並んだからね。並んだのオレひとりだったけど。

「マツダAZ-1」
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「トヨタ・アクア」の予約を一番乗りで果たすため、東京トヨペット浜田山店に並んだ筆者。
「トヨタ・アクア」の予約を一番乗りで果たすため、東京トヨペット浜田山店に並んだ筆者。拡大
東京トヨペット浜田山店で「アクア」納車一番乗りの権利をゲット。
東京トヨペット浜田山店で「アクア」納車一番乗りの権利をゲット。拡大
清水 草一

清水 草一

お笑いフェラーリ文学である『そのフェラーリください!』(三推社/講談社)、『フェラーリを買ふということ』(ネコ・パブリッシング)などにとどまらず、日本でただ一人の高速道路ジャーナリストとして『首都高はなぜ渋滞するのか!?』(三推社/講談社)、『高速道路の謎』(扶桑社新書)といった著書も持つ。慶大卒後、編集者を経てフリーライター。最大の趣味は自動車の購入で、現在まで通算47台、うち11台がフェラーリ。本人いわく「『タモリ倶楽部』に首都高研究家として呼ばれたのが人生の金字塔」とのこと。

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