電動化は正義である! いろんな意味で

ふと思い出したことがある。学生時代、足の不自由な友人がペダル操作なしに運転できる「ホンダ・フィット」の特装車に乗っていて、そのフィットを駐車場から出す手伝いをしたときのこと。操作を終えた私は、当時乗っていた「ローバー・ミニ」と同じ勢いでサイドブレーキを引き上げ、運転を交代した。すると友人は、すまなそうに「固くて下げられん」と言うのである。なるほど言われてみれば、床から足を浮かせて踏ん張りをきかせずにサイドブレーキを操作してみると、まるで力が入らない。

そう。あらゆる人にとって電動化はとても大事なのである。いまや、シート位置の調整やサイドブレーキ、ドアやトランクまで電気仕掛けが進出している。ほら、CTSのカップホルダーのカバーだって、ほんの少し開けようと力をかけると、後は電動で開く。ユニバーサルデザインなのである。しかもカッコいい。このカッコよさの前では、もはや電動化してから、その意義を考えるに至るのだ。

そんなことを考えつつ、いつものように丁寧に自転車をトランクに載せる。CTSの、その見た目からは想像できないほどの大きなトランクルームなら、必需のメンテナンスキットも軽く載せられる。セダンだからロードバイクを載せての移動に使えないとかはまったくない。プレミアムローディー(?)におすすめである。特にアメリカ製のロードバイク用ホイールであるZIPPを愛用する私としてはシンパシーしか感じない。

愛機を積み終わって、さてトランクを閉めますか、とボタンを探す。探す……。ここは手動なんですね。いいんです。トランクフードが大して跳ね上がるわけでもないので。

こうして今日も、かっこいいからと電動変速機を意味もなく操作するために、ハイテクマシンCTSに乗って出掛けるのである。

(webCG 折戸)

→New CTSセダンの詳しい情報はこちら

サイドブレーキはダッシュボードの左端。センターコンソールまわりに配置されているクルマにばかり乗ってきたので、見つけるのにちょっと時間がかかった。
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センターコンソールの収納のフタは、開閉いずれの方向についても、軽く力をかけると後は自動で開閉する。閉じようとしている際に障害物に接触すると、いったん当たった後に開く方向へ戻っていく。
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「CTS」のトランクには、ホイールを外したわがロードバイクが、すっぽり収まる。かばん、工具、空気入れなども余裕で積める。
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目的地の日本サイクルスポーツセンターにて、伊豆ベロドロームを背景に。2020年に開催される東京オリンピックの自転車競技・トラック種目は、ここで行われる。
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キャデラック CTSセダン の中古車
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