スポーツモードでV8サウンドに!?

しかも308には、スポーツモードボタンが付いている。これを押すと何が変わるかというと、音が変わる! 細かくいうとシフトレスポンスやパワステやメーターの色も変わるが、一番変わるのは音! スピーカーから大排気量ガソリンV8みたいなサウンドが流れて、「なんかオレ、すごいクルマに乗ってるぞ!?」真剣にそんな気分になる。

これは冗談ではなく本当の本気だ。だってさ、車重1530kgで400Nmで、サウンドは大排気量V8なんだから! このトルク、ちょい昔の5リッターV8並みだぜ!?

アイドリングでの騒音はMINIより若干静かかな? という程度だが、アイドリングストップからの始動はとってもスムーズだし、走行中はスポーツボタンを押せばガソリンV8みたいな人工音にかき消される。つまり、エンジンをかけたままクルマの脇に立たなければ、ディーゼルのカラカラ音もまるでOK!

こんなクルマがたったの378万8000円なんて、超お買い得じゃないか! BMW 320dツーリングの中古探してる場合じゃないかもしれない。

ただ、このクルマには手ごわいライバルがいる。同じプジョー308の1.6ディーゼルだ。

エンジンスペックは120ps/300Nmに落ちるが、1.6の方が回転は軽やかだし、車両重量はたったの1420kg(パノラミックルーフ装着車)。2リッターモデルより110kgも軽い。さらに軽いハッチバックだと、加速がほとんど互角に感じてくる! 

設計自体、2リッターより1.6リッターの方が新しいので、エンジン重量も1.6の方が大幅に軽く、つまりノーズが軽いので動きがはるかに軽快。サスペンションは往年の猫足が復活していてステキにしなやかさん。値段も安いし、ハッチバックなら断然1.6がイイね!

ガソリンV8風サウンドに興奮ぎみの筆者。
ガソリンV8風サウンドに興奮ぎみの筆者。拡大
外観は地味だが、小径ステアリングを備えるなど、インテリアは割合スポーティーである。
外観は地味だが、小径ステアリングを備えるなど、インテリアは割合スポーティーである。拡大
ステアリングとメーターが重なることで、低回転時の視認性が悪くなるのを防ぐため、タコメーターは時計とは逆回転に針が動く仕組みになっている。
ステアリングとメーターが重なることで、低回転時の視認性が悪くなるのを防ぐため、タコメーターは時計とは逆回転に針が動く仕組みになっている。拡大
シフトノブ手前にはエンジンスタートボタンとスポーツモードボタンが備わる。
シフトノブ手前にはエンジンスタートボタンとスポーツモードボタンが備わる。拡大
清水 草一

清水 草一

お笑いフェラーリ文学である『そのフェラーリください!』(三推社/講談社)、『フェラーリを買ふということ』(ネコ・パブリッシング)などにとどまらず、日本でただ一人の高速道路ジャーナリストとして『首都高はなぜ渋滞するのか!?』(三推社/講談社)、『高速道路の謎』(扶桑社新書)といった著書も持つ。慶大卒後、編集者を経てフリーライター。最大の趣味は自動車の購入で、現在まで通算47台、うち11台がフェラーリ。本人いわく「『タモリ倶楽部』に首都高研究家として呼ばれたのが人生の金字塔」とのこと。

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