長く付き合えそうな気がする
KTM1290スーパーデュークR……196万円

どこかに隠されている秘密のボタンを押したら、やおら直立して昆虫型有機ロボットに変身するんじゃないか? そんな期待を抱かせるLEDヘッドライト。このモデルには2017年型から採用されたというが、同シリーズは以前からこの顔だったらしい。

KTM、唯我独尊ですな。オフロードに特化した製品づくりで個性の礎を築き、舗装路と未舗装路をミックスしたスーパーモタードレースでも活躍。そうしたKTMの成長過程から清く正しく生まれ落ちたのが「1290スーパーデュークR」であります。

早めにお伝えしておきます。これが2017年JAIA試乗会の個人的“部門別”ナンバーワン。その理由は、長く付き合えそうだから。キテレツな見た目だけど、KTMの伝統というべきトレリスフレームは構造美があふれていて、エンジンやマフラーのメカメカしさとベストマッチ。所有欲をくすぐってくれそうですよね。
さらに乗車感覚がフレンドリーなのです。1301ccの75度V型2気筒エンジンは177psもあるのだけど、オフローダー譲りのアップライトなポジションならハイパワーも抑え込めるような気持ちになるんですね。あくまで気持ちなので自制を求めますが。

オンロードモデルとしては、単純に上体が起きればいいというような昨今のストリートファイター的なスタイルはあまり好きではないけれど、1290スーパーデュークRなら許せる。なぜなら、これがKTMの流儀だから。強いて言えば、野球でセカンドを守るならプロフェッショナルなセカンド用グローブを使う感じ。伝わりますか?

オートバイらしい機械のカタマリ感があり、けっこうパワーがあるのに乗って楽。そういえば昨年も、今もっとも乗りたい一台としてドゥカティの「ムルティストラーダ」を選んだから、まったくもって個人的にこの手のタイプがドンズバなんですね。人はそう変われない、はずだった……。
先に1290スーパーデュークRを“部門別”ナンバーワンと書きました。この部門とはガソリンエンジンです。そんな区分をした理由は次ページで述べます。

(文=田村十七男/写真=三浦孝明)

「KTM1290スーパーデュークR」
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第2回:2017年のナンバーワンはこれだ!輸入バイク チョイ乗りリポート(後編)の画像拡大
 
第2回:2017年のナンバーワンはこれだ!輸入バイク チョイ乗りリポート(後編)の画像拡大
 
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ボディーサイズ:全長×全幅×全高=--×--×--mm
ホイールベース:1482mm
重量:195kg
エンジン:1301cc 水冷4ストローク V型2気筒 DOHC 4バルブ
最高出力:177ps(130kW)/9750rpm
最大トルク:141Nm(14.4kgm)/7000rpm
価格:196万円
ボディーサイズ:全長×全幅×全高=--×--×--mm
	ホイールベース:1482mm
	重量:195kg
	エンジン:1301cc 水冷4ストローク V型2気筒 DOHC 4バルブ
	最高出力:177ps(130kW)/9750rpm
	最大トルク:141Nm(14.4kgm)/7000rpm
	価格:196万円拡大
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