ブレーキテストの結果は?

さて、実際のところ、アイスブレーキング性能はどれくらい向上したのだろうか。テストは東京都内のアイススケート場で、新製品であるX-ICE3+と、従来製品のX-ICE3を「トヨタ・プリウス」に履かせて行った。氷上で停止しているプリウスを発進させ、車速が15km/hに達したところで全制動を行い、完全停止(0km/h)するまでの距離を測り、比較した。

ちなみに、スケート場内の室内温度は約5度で、氷温は約-1度。スケートリンクの表面は、スケート営業時と同じコンディションに整えられていた。制動距離はいずれも2回行ったテストの平均値を取っている。

まず、新製品であるX-ICE3+と、従来製品のX-ICE3の、新品同士の制動距離を測った。結果は、X-ICE3+が7.4mで、X-ICE3は8.5mだった。約13%の改善である。

続いて、1万kmを走行した新旧両製品の制動距離を測った。結果は、X-ICE3+が14.6mで、X-ICE3は16.2m。こちらは約10%の改善であった。どちらもミシュランが主張するとおり、新製品が旧製品をしのぐ結果となった。

制動距離が短縮されただけでなく、X-ICE3+は氷上におけるしっかりとした操舵感も印象的だった。今回はスケートリンクという特殊な場ゆえ、極低速でハンドリングの雰囲気を味わったに過ぎないが、ステアリングの中立付近から確かな手応えがあり、進化の跡を感じ取ることができた。

(文=webCG 竹下元太郎)

今回のテストには「トヨタ・プリウス」が使用された。
今回のテストには「トヨタ・プリウス」が使用された。拡大
今回は15-0km/hの制動距離を比較した。距離の計測には“第5輪”を使用。
今回は15-0km/hの制動距離を比較した。距離の計測には“第5輪”を使用。拡大
まずは「X-ICE3+」と「X-ICE3」の、新品(10分山)同士の制動距離を比較。
まずは「X-ICE3+」と「X-ICE3」の、新品(10分山)同士の制動距離を比較。拡大
続いて1万km走行後の両製品の制動距離を比較。いずれのテストも新製品「X-ICE3+」が「X-ICE3」をしのいだ。
続いて1万km走行後の両製品の制動距離を比較。いずれのテストも新製品「X-ICE3+」が「X-ICE3」をしのいだ。拡大
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