操舵支援以外にも見どころがある

それにしても「スゴいな」と思うのは、自社最新の運転支援システムを一般ユーザーに、しかも公道で試してもらおうというスバルの大胆さだ。しかも、試乗コースは首都高速のC1(飯倉)→レインボーブリッジ→湾岸→9号(福住)間を往復するというもの。Rのキツいコーナーはあるし、分岐&合流も多く、イジワルなドライバーによる割り込みも情け容赦ない。この手の運転支援システムを試すには、かなり難度の高いコースである。

六本木ヒルズ・ノースタワーの前、レヴォーグやWRX S4の展示スペースで受け付けを済ますと、案内に従って試乗車の待つ地下駐車場へ移動する。記者に供されたのは、1.6リッターのレヴォーグだった。同乗スタッフの指示のもと飯倉の高速入り口へとクルマを向かわせた記者は、首都高速に乗ると早速アイサイト・ツーリングアシストを起動した。操作方法はカンタンで、通常と同じ手順でACCを作動させた後、ステアリングホイールにある“ハンドルマーク”のスイッチを押すだけ。これで晴れて、自慢の操舵支援機能が作動するというわけだ。

ただ、渋滞する首都高速で感じた新型アイサイトの長所は、操舵支援機能の仕上がりより、むしろストップ&ゴーのスムーズさだった。車間距離や車速管理の自然さ、減速から再加速に移行する際の唐突感のなさ、前走車に続いて減速を始めるタイミングの取り方などなど。このあたりの操作は、多分、ワタクシよりうまい。同乗スタッフに聞いたところ、これも従来型から改良されたポイントなのだとか。また、完全停車しても3秒以内であれば自動でリスタートするようになった点も◎。試乗時の首都高速が適度に混んでいたこともあって、ズボラな記者は大いにその恩恵にあずかった。

地下駐車場にて取材陣を待つ試乗車。記者は「レヴォーグ」に試乗したが、冷静に考えたら、大幅改良を受けたレヴォーグを公道で運転するのも、今回が初だった。
地下駐車場にて取材陣を待つ試乗車。記者は「レヴォーグ」に試乗したが、冷静に考えたら、大幅改良を受けたレヴォーグを公道で運転するのも、今回が初だった。拡大
ステアリングホイールのスポーク部分に設けられた「アイサイト・ツーリングアシスト」の操作スイッチ。左上に位置するのが、操舵支援機能のボタンである。
ステアリングホイールのスポーク部分に設けられた「アイサイト・ツーリングアシスト」の操作スイッチ。左上に位置するのが、操舵支援機能のボタンである。拡大
首都高速道路を行く試乗車。メディアによる試乗は単独走行だったが、一般ユーザーについては写真の通り、先導車についていく形での試乗となる。
首都高速道路を行く試乗車。メディアによる試乗は単独走行だったが、一般ユーザーについては写真の通り、先導車についていく形での試乗となる。拡大
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