レクサスだってわかってない!?

正直、今回乗ってみて、こんなにスゴいモノを作ったのに、これを語る作り手の言葉がなく、マスコミ試乗会もほとんどやらない姿勢は本当にもったいないと思った。レクサスの姿勢でも、エコでも美しさでもなんでもいい。なにか言えばいいじゃない。特にLFAは売って儲けるつもりにはあまり見えないし、となるとますます主張をとがらせるべきでは……。

それと同時に今回俺は驚いたのだ。LFAのあまりの注目度の高さに。たまたま試乗会場の隣がホテルで、デカい会議の直後だったからかもしれないが、平日夕方なのにびっくりするくらいの人だかり。
「これってスーパーカーですよね……スゴいわ」と一様に響いてて、つくづくクルマ、それも普通じゃないクルマの集客力って捨てたもんじゃないんだなぁって思った。
ただし、何人かに聞いたけど、コレが“レクサス”だって分かってる人がほとんどいないのはがっかり。「スゴいけど……外車ですか、これ?」と。「L」マークだけでは地味すぎて誰も気づかないのだ。

要するに日本人、特にプロダクト界、今一番必要なのは「言葉」であり「ハッタリ」なのだ。まあどうでもいい政治家発言の揚げ足取りで無駄に税金使ってるような国だから、慎重になるのも分かるけど、これだけスゴいクルマを作ったんだからもっとデカいクチたたいてもらいたい! 大きめの夢を語ってもらいたい! つくづくそう思ったわけですよ、レクサスさんでありトヨタさん。

ホント、沈黙は美徳……はやめましょうね!!

(文と写真=小沢コージ)

小沢 コージ

小沢 コージ

神奈川県横浜市出身。某私立大学を卒業し、某自動車メーカーに就職。半年後に辞め、自動車専門誌『NAVI』の編集部員を経て、現在フリーの自動車ジャーナリストとして活躍中。ロンドン五輪で好成績をあげた「トビウオジャパン」27人が語る『つながる心 ひとりじゃない、チームだから戦えた』(集英社)に携わる。 ホームページ:『小沢コージでDON!』

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