これで「驚き」があれば……小沢コージ

まだ新型リーフに乗ってない状態で言えることだけ答えますと、小沢が考える先代リーフの欠点は大きく2つありました。「スタイルが日産が言うほど刺激的じゃなかった」のと、根本的なことだが「航続距離」。それ以外の「安全性」や「EVらしい加速感」、「使い勝手」は、いまもなかなかだと思っています。

そう考えると、新型はまずはオススメできそうです。自分の目でも確認してほしいけれど、新型のエクステリアはかなり大胆になっているし、航続距離は400kmレベル(JC08モード)に拡大。これは、現代のEVとしては十分じゃないかと。

とはいえ全然違う見方もできる。具体的に言うと、いまのEVブームを引っ張っているのはテスラで、日本にも今後、新型コンパクトの「モデル3」が入ってくることが予想される。新型リーフにあれほどのインパクト、あれほどの反自動車的特徴、走るパソコン的要素があるかというと、否。基本的に新型リーフは日産という既存の自動車会社の製品であり、旧型のブラッシュアップだと考えられ、EV専業ベンチャー企業の製品ほどのチャレンジはできていません。

「未曽有の新しさ」的なモノを求めるならば、やはり新型リーフでも物足りないかも、と。アナタは新型リーフに何を求めるのか? 「欠点が補われた、より完成されたリーフ」なのか、「既存のガソリン車にないビックリ」なのか、それで決まると思われます。

新型「リーフ」のエクステリアは、2015年の東京モーターショーに出展されたコンセプトモデル「IDSコンセプト」を元にデザインされている。
新型「リーフ」のエクステリアは、2015年の東京モーターショーに出展されたコンセプトモデル「IDSコンセプト」を元にデザインされている。拡大
先代よりもスマートにストレスなく操作できるよう配慮したという、新型「リーフ」のインテリア。
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