インテリアに注力

そんなミュラー氏による大胆な内容のスピーチ後、マイクを握ったのはアウディのCEOであるルパート・シュタートラー氏。そんな氏は、先のミュラー氏による内容を受け継ぐかたちで、「2025年までに3分の1を電動化し、それらは700~800kmの航続距離を目標とする」と、アウディの戦略をスピーチした。

ちなみに、プレミアムブランドであるアウディらしさを表現したEVとして紹介されたのが、インテリアをラウンジ風に表現したコンセプトカー「アイコン」。パワーユニットがもたらすフィーリングに差が生じにくくなることが必至のEVの場合、それ以外の分野でのブランドを差別化するためには、確かに今まで以上に難しいかじ取りが要求されることになるはずだ。

それにしても、VWグループ全体が本気で電動化へまい進していることをあらためて印象づけられたのが、今回のVWナイトでの印象。かつては数時間にも及んだプレゼンテーションは、わずか30分ほどで終了。会場を後にしてホテルに向けて歩いている最中、ふと脳裏に浮かんだのは“転んでもただでは起きない”という言葉だった……。

(文=河村康彦/写真=フォルクスワーゲン、アウディ/編集=竹下元太郎)

アウディのルパート・シュタートラーCEOと、今回が初公開された電気自動車のコンセプトカー「アウディ・アイコン」。
アウディのルパート・シュタートラーCEOと、今回が初公開された電気自動車のコンセプトカー「アウディ・アイコン」。拡大
「アウディ・アイコン」のシートに座るルパート・シュタートラーCEO。
「アウディ・アイコン」のシートに座るルパート・シュタートラーCEO。拡大
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