クルマに宿るオーナーごとの個性

会場にはゲストとして、トヨタのワークスチームでドライバーとして活躍し、2000GTの開発にも携わった細谷四方洋さんや、同じくトヨタワークスチームに所属し、現在も自動車評論家として活躍する津々見友彦さんが登場。トークショーでは、プロトタイプで挑んだスピードトライアルなど、当時の貴重な思い出話が次々に披露され、参加オーナーと来場者たちは熱心に2人の話に聞き入っていた。

この日集まった2000GTはオーナーカーが中心だっため、前期型と後期型がそろい、さらには当時のレーシングカーを再現した個体もるなど、単一車種の集まりでありながら、よくよく見ると個性豊かなクルマが肩を並べるイベントとなっていた。

ボディーカラーは、やはり白が多いものの、珍しい赤やグリーン、シルバーの個体も見られた。瀬谷会長によると、「2000GTの色はイメージカラーだった白が圧倒的に多いが、レストアなどでリペイントする際、同じ白でもオーナーの好みに合わせた調色を行っているものが多く、それが個性となっている」とのこと。また、メガウェブとトヨタ販社が所有する左ハンドルの輸出仕様車が2台展示されていたことも驚きであった。メガウェブの車両はプロトタイプで、メインテナンス性とトルク向上を目的に2.3リッターのOHCエンジンを搭載した、通称「2300GT」と呼ばれているもの。もう一台は、国内向けと同じく2リッターのツインカムを搭載したものだった。

ゲストとしてイベントに参加した細谷四方洋さん(左)と津々見友彦さん(右)。ともに、1966年10月に谷田部の高速自動車試験場で行われたスピードトライアルに参加したメンバーである。
ゲストとしてイベントに参加した細谷四方洋さん(左)と津々見友彦さん(右)。ともに、1966年10月に谷田部の高速自動車試験場で行われたスピードトライアルに参加したメンバーである。拡大
当時のレーシングカーを再現するため、大幅にモディファイが施された個体。
当時のレーシングカーを再現するため、大幅にモディファイが施された個体。拡大
輸出仕様の「2000GT」を前に、かつてのエピソードを語る細谷さんと津々見さん。
輸出仕様の「2000GT」を前に、かつてのエピソードを語る細谷さんと津々見さん。拡大
メガウェブが保管する、輸出仕様の「2000GT」には、2.3リッターのOHCエンジンが搭載されている。
メガウェブが保管する、輸出仕様の「2000GT」には、2.3リッターのOHCエンジンが搭載されている。拡大
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