“エスパーダクラス”を設けた意図は?

日曜は朝早くから、キャブレター付き大排気量エンジンの豪壮に目覚める音が、静かな街の空気を震わせていた。ヌーシャテルの小さな港に面した広場が、コンクールデレガンスの特設会場だ。60台近くのランボルギーニがクラスごとに並べられている。参加台数が最も多かったからだろう、ミウラだけは、「P400」「P400S」「P400SV」というふうに、モデルごとにクラスが分かれている。

「LM002」クラスがあった。12月にデビューする期待のSUV、「ウルス」を意識しての展示だろうか。そういう意味では、エスパーダクラスの存在も意味深で、“におう”。クンタッチや「ディアブロ」は人気モデルだし、独立したクラスがあってもまだ分かる。けれども、ウラッコではなく、「ハラマ」でもなく、エスパーダだけを集めたクラスを作ったからには、何か裏の事情がありそうだ。とある関係者に聞いてみれば、来年はエスパーダの50周年に当たる。だから盛り上げたい、と。

本当にそれだけだろうか? イスレロやハラマにだって、そのチャンスはあっただろうに……。エスパーダの再来となるハイブリッド4シータークーペのウワサは、やはり本当なのだろうか。そんなマーケティングの“深読み”もまた、自社開催のコンクールならではだ。

朝から最も注目を浴びていたのが、幻のコンセプトカー「マルツァル」だったというあたりもまた、符号が一致するではないか! ひょっとしてミッチャは、この銀色のマルツァルから、大いにインスパイアされたのではないだろうか!?

ヌーシャテルのコンクールデレガンス会場。60台近くのランボルギーニがクラスごとに並べられていた。
ヌーシャテルのコンクールデレガンス会場。60台近くのランボルギーニがクラスごとに並べられていた。拡大
コンクールデレガンスで往年の「エスパーダ」がクローズアップされていた理由は? もしかして、近々4シータークーペの復活が予定されている?
コンクールデレガンスで往年の「エスパーダ」がクローズアップされていた理由は? もしかして、近々4シータークーペの復活が予定されている?拡大
「ランボルギーニ・エスパーダ」の原型となったコンセプトカーの「マルツァル」(1967年)。
「ランボルギーニ・エスパーダ」の原型となったコンセプトカーの「マルツァル」(1967年)。拡大
「マルツァル」の室内。4シータークーペとしてデザインされている。
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