注意を促したい方向から音を発する技術

たとえば、先に日本に上陸した「アルファ・ロメオ・ジュリア」。搭載されるハーマンカードンは車両側のレーンデパーチャーウォーニング機能と連携しており、車線をはみ出しそうになっている方向からスピーカーを介してアラートが発せられる。

これはコンマ1秒の判断で危険が変わる中、直感的に補舵を促すためのデバイスだが、ハーマンではこの機能を拡張するための研究をすでに進めており、車室内の360度で注意を促したい方向から自由にアラートを発するサウンドプロセッシングを実現している。これを使えばコーション(注意)だけではなく、たとえばナビゲーションの進行指示を音の定位を動かしながら伝えることができ、画面を見ずとも曲がるタイミングを手前から認識することも可能となる。

このスティアードナビゲーション(Steered Navigation)という技術が、仮にドライバーレスの自動運転車両に搭載されるとすれば、乗員は突然の進路変更に驚かされることなく、事前に次の動きに対して自然に構えることもできるわけだ。

「アルファ・ロメオ・ジュリア」には、ハーマンカードンのオーディオシステムが採用されている。
「アルファ・ロメオ・ジュリア」には、ハーマンカードンのオーディオシステムが採用されている。拡大
注意を促したい方向から自由にアラートを発するサウンドプロセッシング技術「スティアードナビゲーション」もすでに実用化されている。
注意を促したい方向から自由にアラートを発するサウンドプロセッシング技術「スティアードナビゲーション」もすでに実用化されている。拡大
ハーマン・インターナショナルの70億ドルという売上高(2015年10月~2016年9月)のうち、自動車関連は約65%を占めているという。
ハーマン・インターナショナルの70億ドルという売上高(2015年10月~2016年9月)のうち、自動車関連は約65%を占めているという。拡大
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