バルブ交換とリフトアップに着手

約1週間後、整備完了。ここからは『フェラーリ・メカニカル・バイブル』の著者である平澤雅信氏自らのリポートでお送りします。

まずは、ブレーキランプの左上が点灯しない修理から。
バルブを交換しても点灯しない。
ソケットを分解してみると、接点が熱により変形し、バルブと接触していなかった。
これを部品交換で直そうとすると、テールランプ丸ごとになってしまう。さすがにそれは申し訳なく、接触していない部分にハンダを盛り、接点を成形し直して対処した。
同時にナンバー灯の配線も修理、リアの各ライトに使われる他のバルブも交換した。

さすが31歳。タマだけの問題ではなかったんですね! そりゃ人間の年齢なら93歳ですから、接点や回路が切れても不思議はないでしょう。ありがとうございます。

アライメント調整の下準備で、車高を調整した。
同時に、ノーマルと同等に車高も上げてほしいというリクエストだったが、現在スプリングはノーマルでなく、上げる量に限界があったので、その範囲で調整し、同時に前後のロールバランスも、軽いブレーキ~パーシャル辺りで前後のロール量が体感的に同じになるという、私の好みに勝手ながら変更してしまった。
今後は、サスペンションをノーマルに戻すのが課題である。

ノーマル車高までは戻せなかったとのことですが、十分ノーブルな感じになりました! プリロードアップで乗り心地が固くなる件については走ってみて確認するであります!

“赤い玉号”を整備中の平澤氏。
“赤い玉号”を整備中の平澤氏。拡大
ブレーキランプの左上のソケット部分。接点が熱により変形してしまっていた。
ブレーキランプの左上のソケット部分。接点が熱により変形してしまっていた。拡大
フレームとアーム間に挟まれたシムを増減することで、アライメントの調整を行う。「328」の場合は、4輪ともロアアームの前後取り付け部にシムが挟まれている。

 

 

フレームとアーム間に挟まれたシムを増減することで、アライメントの調整を行う。「328」の場合は、4輪ともロアアームの前後取り付け部にシムが挟まれている。
	 

	 
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清水 草一

清水 草一

お笑いフェラーリ文学である『そのフェラーリください!』(三推社/講談社)、『フェラーリを買ふということ』(ネコ・パブリッシング)などにとどまらず、日本でただ一人の高速道路ジャーナリストとして『首都高はなぜ渋滞するのか!?』(三推社/講談社)、『高速道路の謎』(扶桑社新書)といった著書も持つ。慶大卒後、編集者を経てフリーライター。最大の趣味は自動車の購入で、現在まで通算47台、うち11台がフェラーリ。本人いわく「『タモリ倶楽部』に首都高研究家として呼ばれたのが人生の金字塔」とのこと。

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