ポルシェに感心し、ボルボに目をみはる

ではいよいよトップ3を。

3位:「GT3」に“マーケティング会社”としてのポルシェを知る

レースカー直系の最高出力500psというエンジンを搭載し、“サーキットに最も近い「911」”である「GT3」の最新バージョン。フランクフルトモーターショーで追加された「ツーリングパッケージ」は、「巨大なリアスポイラーを省略し、MTのみ」という、いわば運転好きのための街乗り仕様で、サーキットラップの短縮というGT3本来(?)の目的からは、完全に逸脱したモデル。

が、これこそが“マーケティング会社”としてのポルシェを表す典型といえるもの。速さ追求のGT3ですら、ユーザーが求めればMTを復活させ、空力悪化を承知でリアスポイラーも外すのがポルシェなのだ。一見、かたくななまでにプロダクトアウトな雰囲気を放ちつつ、実は徹底したマーケットインのブランド――。このモデルはあらためてその事実を白日の下にさらすこととなった。

2位:ボルボのプレゼンスが飛躍的に向上

エンジン/トランスミッションやボディーはもとより、生産設備までを刷新して生み出される「XC90」以降の新世代ボルボ車。その実力がいよいよ明確になったのが2017年。中でも、12月に入ってから乗った「XC40」は「会心の出来」で、“最新のボルボ車は最良のボルボ車”と実感させられた。実はこのブランドの年間生産台数は、“小さなメーカー”として知られるスバルのさらに半分ほどにすぎない。同じスウェーデンのサーブが衰退の一途をたどっていったのに比べると、今、ここまでの存在感を発揮できているのは「奇跡のヒストリー」と言ってよいかもしれない。

「ポルシェ911 GT3ツーリングパッケージ」
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「ボルボXC40」
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