ちょっと頭を冷やしなさいよ

そして、僕にとっての2017年の一番のニュースがこれだ。

1位:EVと自動運転の”あおり報道”

毎年のように「今年こそ普及!」と報道されながらも、年の瀬になると「そんなことはなかったな」という思いを抱かざるを得ないのが「電気自動車(EV)」と「自動運転」という2題。今年も全く同様だった。

そもそも、“電動化”というフレーズを単純にEVと置き換えたメディアが問題。加えて、「燃料代はEVの方が安い」といった話題には化石燃料への課税が考慮されていなかったり、電池の劣化が考慮されていなかったりと、そんな思慮の不足も大問題。

今年は「EV化に遅れている」と報じられたトヨタがついに口を開いたが、内山田会長が語る「開発中の全固体電池でも不十分だし、クルマすべてがEVになる時代はこない」という発言に大賛同!

同様に、前のめりな報道が過ぎるのが「自動運転」。「目的地を設定したら、スイッチひとつでどこにでも素早く連れて行ってくれる」のが、多くの人の脳裏に浮かぶ”自動運転”であるはず。とすれば、そんなタクシー代わりになる自動運転車に乗れる日など、技術的にも法的にも、あと5年10年でやってくるとは到底考えられない。

(文=河村康彦/編集=藤沢 勝)
 

急速充電を受ける新型「日産リーフ」。航続距離は従来モデルから大きく延びて400km(JC08モード)となったが、内燃機関を搭載するクルマには、まだまだ及ばない。
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