エンジンがすごい、シャシーもすごい

そんなこんなで2日目。16時までにGMJにクルマを返さなければいけないので、撮影および肉との格闘も考慮し、朝5時半に武蔵野を出発することとする。ルートとしては東名高速で御殿場まですっ飛ばしてしまうのが楽だけど、それだと芸がない。ちょっと寄り道して、ターンパイク経由の箱根越えを挟んでみましょう。

さてさて。こういうクルマのリポートで高速道路といえば、料金所ダッシュがお約束である。場所は東京料金所。走行モードで「スポーツ」を選び、いつも以上の低速でETCゲートをクリアしたら、やおらアクセル全開をかます。吠えるLT1、飛び出す1.7t。ペダルを押し込む右足がビビる。

平静を装いつつ実況させていただくと、その加速はパーンと飛び出すパチンコ型ではなく、わずかな間にずわっとスピードを乗せていくタイプ。サウンドもその加速と連動していて誠にキモチがよろしい。最近はやりの「スピーカーで流したV8」とはワケが違う、本物のV8だ。ウチの「バイパー」もそうだけど(隙あらば愛車自慢)、一発一発がでかい大排気量エンジンで味わう回転の高まりには、「ああヤバいことしているかも」という、ある種の怖さが伴う。世のジャーナリストさんが言う「ゾクゾクする」という表現は、たぶんこういう感覚を指すのでしょう。

そのままレブカウンターに当たるまでエンジンの高まりを確かめてやろうと思ったのだが、バックミラーを見たら、シルバーの“クラウンさん”がそっと後ろについていたので、今回はここまでにする。それにしても、こんな早朝に覆面さんに会ったのは初めてかもしれない。朝も早うからご苦労さまです。

引き続き、ターンパイクでは上りのワインディングロードを満喫。極端に飛ばさない記者の運転もあるのだろうけど、ターンパイク程度の曲がりの繰り返しだと、走行モードが「ツーリング」のままでもカマロは涼しい顔で、スパー、スパーとコーナーをクリアしていく。応答遅れというか、ボディーの動きにテンポのズレを覚えることもない。普段走りでの乗り心地の良さといい、新型カマロのシャシーは実にゴキゲンである。

日の出前の東京・武蔵野にて。真冬の朝の武蔵野はホントに寒い。シートヒーターやステアリングヒーターのありがたみが骨身に染みた。
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闇夜に浮かぶインパネまわりの雰囲気が良かったので、思わず撮影。各所に備わるイルミネーションには、24種類の色と3種類の点灯パターンが用意されている。
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高井戸で首都高速4号新宿線に乗ったら、中央環状線&3号渋谷線を経由し、東名高速道路を一路西へ。
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箱根ターンパイクの御所の入駐車場にて。「カマロSS」には磁性流体ダンパーが装備されているので、走行モードを切り替えるとサスペンションの減衰力も変化する。
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