今後じわじわ増えていく

現時点で判明している枯渇番号は、すべて3ナンバーで、練馬の「・・・8」、横浜の「80-00」、名古屋の「・・・1」の3つとされる。今後、いつどこでアルファベットを用いたナンバーが交付されるかは、地域のニーズ次第。ただ希望ナンバーでは、人気の高い15の数字のみ抽選制を用いている。これらの数字が比較的早くアルファベット入りのナンバーとなる可能性が高い。

分類番号に用いるアルファベットは、現時点で10文字に限定。これは数字と間違えやすい、IやBなどの文字を除外したため。人の視認に加え、駐車場などカメラでナンバーの識別を行うシステムへの影響を考慮しているのだ。ただ国交省によると、除外したアルファベットも、誤認などの影響がないようなら、今後使用していく予定だという。

さて、ただの番号不足なら、ご当地ナンバーを増やす手もあると思う人もいるはずだ。これについて国交省は、「ご当地ナンバーは、あくまで地域振興が目的であり、ナンバーを増やすことを目的としておらず、地域の要望がなければ、新設されることはない」とのこと。もちろん、今後もご当地ナンバーは増えていくと考えられるため、地域によっては、アルファベット入りナンバーの導入は先送りになるだろう。

クルマ好きに限らず、これまでしばしば見た目が洗練されていないなどと指摘されてきた日本のナンバーだが、アルファベットが用いられたことによる変化には、さまざまな意見があると思う。

筆者自身は、「アルファベット入りのナンバーは、あまりカッコいいとは思えない」というのが正直な印象。これまで希望ナンバーを利用したこともないし、既存のナンバーの持つバランスを重視したいと思ってしまった。しかしながら、数字に思い入れがある人にとっては、お気に入りの番号が選べるチャンスが増えたことは、朗報といえそうだ。

(文=大音安弘/写真=webCG/編集=関 顕也)

新制度では、写真の「535」にあたる3桁数字の一部にアルファベットが用いられる。
新制度では、写真の「535」にあたる3桁数字の一部にアルファベットが用いられる。拡大
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