メルセデス・ベンツもVクラスで参入

初出展のメルセデス・ベンツ日本は、ミニバンである「Vクラス」に「V220dマルコ・ポーロ ホライゾン」を追加。同会場で日本初披露を行った。キャンピングカービルダーのウェストファリア製だが、日本ではカタログモデルとして導入される。Vクラスのロングボディーモデルをベースに、就寝スペースを確保するポップアップルーフ、フルフラット機能付きの後部ベンチシート、最大230度回転可能なフロントシートなどを備える。最大5人まで就寝可能だが、シンクなどは備えないので8ナンバー登録の本格キャンピングカーではなく、快適な車中泊が楽しめる仕様となっているのが特徴だ。もちろん、充実機能や先進安全装備は他のVクラスと同等の内容を誇る。車両価格は846万円。内容を考えると、意外とお得な仕様といえる。メルセデス・ベンツ日本では、「数が出るモデルではない」としているものの、新たな需要喚起に期待を見せた。

今回のショーの全体的な傾向を見ていくと、昨今のキャンピングカー人気の火付け役となった軽キャンパーも多いが、主力はハイエースやキャラバンなどのバンや、「トヨタ・カムロード」(「ダイナ」がベース)や「マツダ・ボンゴトラック」などの小型トラックをベースにしたものという印象を受けた。これらは日本で扱いやすいサイズでありながら、広いキャビンを持つことが人気のようだ。

こういった車両が人気を博している背景には、キャンピングカー人気が団塊世代だけでなく、新たに30~40代の若いファミリー層へと拡大しているということがある。お手軽な軽キャンパーは、1人から2人が基本。家族で出かけるには、それなりの広さが必要というわけだ。バンベースのものなら、価格も600万円からとまだ現実的な範囲内にあり、さらに見た目やサイズもバンと変わらないだけに、日常的に乗れる点も魅力といえる。もちろん、1000万円台の豪華なキャンピングカーも需要が多く、会場内には、日本では持て余しそうな大型サイズの「フィアット・デュカト」や、メルセデス・ベンツのトラックなどをベースにしたものも多数見受けられた。特にメルセデス・ベンツのトラックやバンをベースにした4WDモデルは、完全にオフローダー。国内のどこで活用するのか、興味深いところだった。

(文と写真=大音安弘/編集=竹下元太郎)

「メルセデス・ベンツV220dマルコ・ポーロ ホライゾン」。車両価格は846万円。
「メルセデス・ベンツV220dマルコ・ポーロ ホライゾン」。車両価格は846万円。拡大
より大きな商用バンをベースにしたキャンパーも散見された。これはメルセデス・ベンツがベース。
より大きな商用バンをベースにしたキャンパーも散見された。これはメルセデス・ベンツがベース。拡大
こちらはフィアットの商用バン「デュカト」をベースにしたキャンパー。
こちらはフィアットの商用バン「デュカト」をベースにしたキャンパー。拡大
ショーではキャンピングカーで楽しむクルマ旅の普及を目的として、毎年1人の著名人を「キャンピングカーアワード」として表彰する。今年は“ぐっさん”こと山口智充さんが受賞。トークショーが開催された。
ショーではキャンピングカーで楽しむクルマ旅の普及を目的として、毎年1人の著名人を「キャンピングカーアワード」として表彰する。今年は“ぐっさん”こと山口智充さんが受賞。トークショーが開催された。拡大
ジャパンキャンピングカーショー2018の会場の様子。
ジャパンキャンピングカーショー2018の会場の様子。拡大
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