コスプレのエレクトロニクス化が進む!?

第25回を迎えた今回のPARIS MANGAは、レトロモビルが始まる4日前の2018年2月3~4日に開催された。

今年会場で真っ先に気がついた前回との違いは、「福袋の多さ」である。日本のデパートにおける初売りの模様を模倣したのであろう。

このイベントには毎回日本からのゲストがやってくる。今回は『北斗の拳』などを手がけたアニメーター羽山淳一氏、『名探偵コナン』で知られるアニメーターの久保田誓氏などが招かれた。

会期中、パリの気温は零下になることがあった。にもかかわらず一部のコスプレイヤーたちは薄着のコスチュームに身を包んでいた。 

そのコスプレにおける、今年の流行は“電飾”。背景にはLED照明の価格低下と普及があることは明らかだ。ある少女コスプレイヤーに電池の持続時間を聞くと、そばにいたボーイフレンドが代わりに「2時間はもつよ」と教えてくれた。そしてリュックの中をゴソゴソまさぐり、四角い9ボルト電池を見せた。こうしたイベントにおいて、コスプレイヤーの彼氏には「自分もコスプレの相方」になるか「着替えの持ち運び役」になるかという選択肢があったが、今やそれに「バッテリー管理」も加わったわけだ。

極寒の屋外でコスプレの準備をする来場者たち。
極寒の屋外でコスプレの準備をする来場者たち。拡大
彼女らの耳と頭に注目。今年の流行はLEDイルミネーションである。
彼女らの耳と頭に注目。今年の流行はLEDイルミネーションである。拡大
BENTO人気に乗って作られた弁当箱は「メイド・イン・フランス」。こちらの人の食べる量に合わせ、日本のものよりやや大きい1リッターの容量を確保したとのこと。
BENTO人気に乗って作られた弁当箱は「メイド・イン・フランス」。こちらの人の食べる量に合わせ、日本のものよりやや大きい1リッターの容量を確保したとのこと。拡大
大矢 アキオ

大矢 アキオ

コラムニスト。国立音楽大学ヴァイオリン専攻卒にして、二玄社『SUPER CG』元編集記者、そしてイタリア在住21年と脈絡なき人生を歩んできたものの、おかげで妙に顔が広い。今日、日本を代表するイタリア文化コメンテーターとして執筆活動に携わると共に、NHKラジオフランス語テキストでも活躍中。10年以上にわたるNHK『ラジオ深夜便』レギュラーリポーター、FM横浜『ザ・モーターウィークリー』季節ゲストなど、ラジオでも奮闘している。『Hotするイタリア』『イタリア発シアワセの秘密 ― 笑って! 愛して! トスカーナの平日』(ともに二玄社)、『カンティーナを巡る冒険旅行』『ザ・スピリット・オブ・ランボルギーニ』(ともに光人社)、電子書籍『イタリア式クルマ生活術』(NRMパブリッシング)、『メトロとトランでパリめぐり】(コスミック出版)など数々の著書・訳書あり。

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