ユニークな取り組みはカーナビにも

さらにMBUXは、ナビゲーションにも特徴的な機能をもっている。イギリスのベンチャー企業、WHAT3WORDSが提供するユニークなサービスを、自動車のナビゲーションシステムとして初めて導入したのだ。これは、地球上のすべてのエリアを3×3メートルのブロックに区分し、ランダムな3つの単語の組み合わせを割り当てたものだ。住所がない、伝えにくい場所や、郵便番号や番地がわからなくてもその3つの単語を音声もしくはタッチパネルで入力すれば、目的地にたどりつけるという。

例えばアメリカ・ニューヨークの「自由の女神像」の中心付近は「engine/winks/smile」、東京渋谷の「ハチ公像」の付近は「rainbow/sharp/sleep」となっている。

■「WHAT3WORDS」の解説

メルセデスの開発者は、「もう車内でスマホを探す必要はない。クルマは走るスマートフォンになる」と話していた。今回はデモ体験だったが、このシステムは今春から欧州で販売が開始されるAクラスに実装されるという。いずれ多くの自動車メーカーにとって、こうしたAIの活用は自動運転も含み合わせて必須になるだろう。日本語での実力を体感するのはもう少し先になりそうだが、今から楽しみだ。(文=藤野太一/写真・動画=ダイムラー/編集=堀田剛資)

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