自動車メーカーが自転車に進出した理由とは!?

四輪メーカーと自転車のコラボレーションは、昔から珍しくない。ランボルギーニがやるのも、今回が初めてではない。フェラーリは過去にコルナゴと組んでロードバイクをつくっているし、いまはビアンキとタッグを組む。

しかし、第1期のブームとも言えるのは、ふた昔前、20世紀末から2000年代初めにかけてのドイツ勢である。ポルシェ、メルセデス、BMW、アウディ、フォルクスワーゲンが次々に自転車を出した。なぜか? 大きな理由は、クルマづくりの盟主が、環境対策先進国でもあったからだろう。具体的にはエコイメージの演出だ。自転車好きとしてリアルタイムにウオッチしていると、自動車メーカーのある種“みそぎ”にも見えた。

それが証拠に、最も深いコミットでも、コンセプトメーキングやフレームのデザインまでである。製造はすべてアウトソーシング。変速機、ブレーキ、足まわりのパーツも専門メーカーのものを使っている。クルマの生産ラインを自転車製造用に変えたなんていう例は、いまに至るまで、ひとつもない。イタリアの高級オートバイメーカーだったベネリが、現在は電動アシスト自転車づくりに転じていることを考えると、これからもないとは言えないかもしれないが。

2015年に発表された「Bike by KODO concept」。マツダの「鼓動」デザインコンセプトや鉄の加工技術をロードバイクで体現したもの。カッコイイけど、乗れません。
2015年に発表された「Bike by KODO concept」。マツダの「鼓動」デザインコンセプトや鉄の加工技術をロードバイクで体現したもの。カッコイイけど、乗れません。拡大
2013年にレクサスが限定100台で発売した「Fスポーツロードバイク」。自転車はギアやチェーンが付いている右側が表。裏側を向けて展示しているところが、いかにも自転車初心者(笑)。
 
2013年にレクサスが限定100台で発売した「Fスポーツロードバイク」。自転車はギアやチェーンが付いている右側が表。裏側を向けて展示しているところが、いかにも自転車初心者(笑)。
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