ハッチバック車を走りのベンチマークに

以前は「CT」のマイナーチェンジを担当したという加古CEにとって、それでもUXはゼロベースから開発した初めてのクルマということになる。込めたる思いは大きかったことだろう。

「UXは年齢や性別といった枠を意識せず、まずは都市生活者にとって毎日のパートナーとなり得る適切なパッケージ、そして移動の時間を彩る上質感をレクサスらしく表現することを考えました。SUV的なキャラクターはもちろん前提にはありましたが、これは乗降性やアイポイントの高さなど、誰にでも乗りやすい扱いやすいカタチという点でもベストな選択だったと思います」

UXの開発が本格的にスタートしたのは2015年だが、それ以前からクルマの成り立ちについては相当な議論が重ねられてきたという。

「この時、すでにTNGAのスペックは確定していましたから、全体的な低重心化やカウル高の低下は織り込めていました。その長所を生かして動的なところでは走りを軽快でキビキビしたものにしようと、同級のSUVではなく普通のハッチバックモデルを動的なベンチマークとして開発を進めたわけです。一方で、スタイリング面ではSUVならではの力感というか守られ感みたいなところはしっかり感じてもらえるようにしたかったんですね」

加古氏は1989年にトヨタ自動車に入社し、2015年にレクサスインターナショナル ZL チーフエンジニアに着任。2018年1月にトヨタ自動車の常務役員、およびレクサスインターナショナルのエグゼクティブ・バイス・プレジデントに就任した。
加古氏は1989年にトヨタ自動車に入社し、2015年にレクサスインターナショナル ZL チーフエンジニアに着任。2018年1月にトヨタ自動車の常務役員、およびレクサスインターナショナルのエグゼクティブ・バイス・プレジデントに就任した。拡大
レクサスUXでは、TNGAのGA-Cプラットフォームに加え、新開発のパワートレインの採用も大きな話題となっている。新型2リッター直4直噴エンジンを組み合わせた新しいハイブリッドシステムは、優れた燃費性能と気持ちのいい加速フィールを両立させているという。
レクサスUXでは、TNGAのGA-Cプラットフォームに加え、新開発のパワートレインの採用も大きな話題となっている。新型2リッター直4直噴エンジンを組み合わせた新しいハイブリッドシステムは、優れた燃費性能と気持ちのいい加速フィールを両立させているという。拡大
左右一体型のリアコンビネーションランプが特徴的なリアビュー。
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