高齢者の事故は他人事じゃない

クルマの運転は目が命。それが片方、若干でも不自由になったショックはかなりのものでした。

こういう不自由感が、高齢者になるってことかもしれない。こんな状態じゃ、運転は近所が精いっぱい。ロングドライブなんてとてもする気にならないし、速いクルマなんてまるで自分にカンケーない、遠い遠い存在だ。もちろんフェラーリも。

いや、逆にフェラーリはカンケーあるな。運転しなくても、見るだけでウットリできるから。

たとえ片目が見えなくなっても、この美しさは片目で十分認識できる。ああ、フェラーリ様ってやっぱりスバラシイ! 年取ってホントに視力がヤバくなっても、見るだけでうれしくなれるんだから! フェラーリ持っててヨカッタ~!

このように、高齢になってもフェラーリはアリという結論が出たのは不幸中の幸いでしたが、身につまされるのは、高齢者が大きな交通事故を起こしたというニュースでした。

先日茅ケ崎で起きた、90歳の女性による赤信号無視の死傷事故。まったく他人事(ひとごと)じゃないです。報道によるとこの女性、訪問先の人に見送られていたので、あせって信号を無視してしまったんだそうですね。

お見送りされると、長く見送らせるのは申し訳ない気持ちになるんだよね。その気遣いで信号を無視してしまったとは……。いや、お見送りと高齢化はあんまり関係ないけれど、とにかく高齢者の事故は他人事じゃない。

今回に限らず、高齢者がアクセルとブレーキを踏み間違え、歩道を暴走して死傷者が出たりすると、必ず「高齢者の免許返納を義務化すべきでは」という議論が出る。それについても真剣に考えてしまいましたよ。

高齢になっても、フェラーリは見るだけでウットリできる!(写真=池之平昌信)
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乗るのはこういうフェラーリが精一杯か!?
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清水 草一

清水 草一

お笑いフェラーリ文学である『そのフェラーリください!』(三推社/講談社)、『フェラーリを買ふということ』(ネコ・パブリッシング)などにとどまらず、日本でただ一人の高速道路ジャーナリストとして『首都高はなぜ渋滞するのか!?』(三推社/講談社)、『高速道路の謎』(扶桑社新書)といった著書も持つ。慶大卒後、編集者を経てフリーライター。最大の趣味は自動車の購入で、現在まで通算47台、うち11台がフェラーリ。本人いわく「『タモリ倶楽部』に首都高研究家として呼ばれたのが人生の金字塔」とのこと。

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