「伝説の男」を国際編成で描く

いっぽうイタリアでは、ランボルギーニの創始者フェルッチョ・ランボルギーニ(1916-1993)の生涯を描いたアメリカ映画の撮影が2018年春に開始された。

タイトルは仮題で『ランボルギーニ - ザ・レジェンド』と付けられている。公開は2019年の予定だ。

監督は2004年『クラッシュ』でプロデューサーを務めた米国人ボビー・モレスコが務める。

第2次大戦中に軍用車を扱った経験をもとに、まさに裸一貫でトラクター製造を始めたフェルッチョが、やがてスーパースポーツカーづくりに挑戦する姿を綴(つづ)る。同時に、工場従業員との交流、彼を取り巻くさまざまな女性たちとのライフスタイルも描くようだ。

フェルッチョ役は、青年時代を1993年生まれのロマーノ・レッジャーニが、それ以降をスペイン人俳優アントニオ・バンデラスが演じる。現実のフェルッチョがスーパーカー立ち上げ時代に熱いバトルを繰り広げたエンツォ・フェラーリ役には、米国人俳優アレック・ボールドウィンが起用されている。また、フェルッチョがギリシアの戦地で出会ったイタリア娘クレリア・モンティ役は、ハンナ・ファンデア・ヴェストヒュイセンが務める。

第2次大戦後、ランボルギーニの第一歩となったトラクター「カリオカ」。
第2次大戦後、ランボルギーニの第一歩となったトラクター「カリオカ」。拡大
大矢 アキオ

大矢 アキオ

コラムニスト/イタリア文化コメンテーター。音大でヴァイオリンを専攻、大学院で芸術学を修める。1996年からシエナ在住。日本を代表するイタリア文化コメンテーターとして語学テキストやデザイン誌等に執筆活動を展開。19年にわたるNHK『ラジオ深夜便』リポーター、FM横浜『ザ・モーターウィークリー』季節ゲストなど、ラジオでも怪気炎をあげている。『Hotするイタリア』『イタリア発シアワセの秘密 ― 笑って! 愛して! トスカーナの平日』(ともに二玄社)、『ザ・スピリット・オブ・ランボルギーニ』(光人社)、電子書籍『イタリア式クルマ生活術』(NRMパブリッシング)、『メトロとトランでパリめぐり】(コスミック出版)など著書・訳書多数。YouTube『大矢アキオのイタリアチャンネル』ではイタリアならではの面白ご当地産品を紹介中。

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