海外カーマニアの台頭

清:えっ、外国人はドリ車をどうすんの?

ク:エビスの中でスコットランド人がショップをやってて、そこがいったんクルマを売って、クルマが無事なら買い戻す形を取ってるみたいです。外国人の集客も、そこがネット経由でやってるんじゃないかな。なにしろエビスは、世界のドリフトの聖地ですから。

清:ス、スゲエ! 

ク:ギャラリー数なら、最近は外国人の方が多くねぇか? って感じですね。

まさか実践ドリフトの世界にまで、インバウンドの波が押し寄せていたとは。このあたりの話、ドリフト業界の人には常識なのでしょうが、カーマニアの世界も細分化が進んでいて、知らないことはまったく知らなくてどうもスイマセン。

清:実はさ、エビスにはもう10年以上行ってないし、カーマニアの高齢化も激しいから、どうなってるんだろって思ってたんだ。

ク:日本人の参加者は減ってるけど、その分外国人が埋めてます。

清:そうなのか~。カーマニアも年取ると、サーキットを走る元気がなくなってきて、それよりなまったカラダを鍛えようかとか思うようになるんだよ。オレはまだ思うだけだけど。

ク:わかります。

清:お金のある人はトライアスロンに走り、庶民は自転車やジョギングに走る。そのほうがクルマより断然お金かかんなくて、達成感もあるでしょ。

ク:ドリフトは飽きないですけどね。僕は年に3回のドリフト祭りの時しかやらないんで、カネもそんなにかかんないです。

清:えっ、そうなんだ! 以前はよく、本庄とか日光にも行ってたよね?

ク:今はエビスだけです。

清:年に一度の祭りに燃えるような感じ? 3回だけど。

ク:そこを目指してクルマ仕上げて、パッと発散する感じですかね。

ドリフト祭りでのワンシーン。(写真=エビスサーキット)
ドリフト祭りでのワンシーン。(写真=エビスサーキット)拡大
ドリフトの聖地、福島のエビスサーキットにはドリフトマニアが海外からも集まってきている。
ドリフトの聖地、福島のエビスサーキットにはドリフトマニアが海外からも集まってきている。拡大
クマの“ミサイル”(右)と仲間の「チェイサー」(左)。
クマの“ミサイル”(右)と仲間の「チェイサー」(左)。拡大
クマのハチロクの走行シーン。
クマのハチロクの走行シーン。拡大
清水 草一

清水 草一

お笑いフェラーリ文学である『そのフェラーリください!』(三推社/講談社)、『フェラーリを買ふということ』(ネコ・パブリッシング)などにとどまらず、日本でただ一人の高速道路ジャーナリストとして『首都高はなぜ渋滞するのか!?』(三推社/講談社)、『高速道路の謎』(扶桑社新書)といった著書も持つ。慶大卒後、編集者を経てフリーライター。最大の趣味は自動車の購入で、現在まで通算47台、うち11台がフェラーリ。本人いわく「『タモリ倶楽部』に首都高研究家として呼ばれたのが人生の金字塔」とのこと。

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